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【整理しよう】終わるIntel Core i、始まるIntel Core CPUシリーズ【14世代、1世代】

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最近Intelから「今後CPUの命名規則を変える」と発表され、Intel Core iに代わってIntel Core及びCore Ultraシリーズが開発されていくことが発覚しました。

そして早くも2023年の後半から最初のCoreシリーズCPUが登場することが発表されていますが、何ともややこしいことに2023年の後半では最後のCore iシリーズも登場することが議論されています。

一体全体どのようなCPUが最後のCore iシリーズとして登場して、どのようなCPUが最初のCoreシリーズとして登場するのか、まとめてみましたので是非ご覧ください!

この記事の要点

  • 最後のCore iシリーズ(第14世代)ではデスクトップ向け(S)ハイエンドモバイル向け(HX)が登場。両方ともRaptor Lake Refreshアーキテクチャ
  • 最初のCoreシリーズではモバイル向け(Raptor Lake Refresh)が登場し、Core Ultraシリーズではモバイル向け(Meteor Lake)が登場する

Core及びCore Ultraシリーズについて

まず最初に、新しく登場するCore及びCore Ultraシリーズとはそもそも何なのかについて解説します。

詳しくは以前に紹介する記事を作ったので是非ご覧ください。

新しく登場したIntelのCPUブランドに愛が無さすぎる件【Core Ultra 9 14900】

Core iシリーズからCoreシリーズになったことで「i」がなくなったというのと、「~世代」という言葉を廃止したことでいつのCPUなのかわかりにくくなったからIntelの「愛がない」というのをかけた記事タイトルなのですが別に面白くなかったですね。ごめんなさい。

Core及びCore UltraシリーズはCore iシリーズの後継となるCPUシリーズで、CoreシリーズではCore 3/5/7というラインナップで、Core UltraではCore Ultra 5/7/9というラインナップになるとのこと。

Ultraシリーズのどこがどう「ウルトラ」になるのが詳細はまだよくわかっていませんが、非Ultraシリーズよりも新しいアーキテクチャが採用され、全体的に高品質なものになるという見解があります。

また、モデルの正式名称についてですが、今までは「Intel 第14世代 Core i5-14600 プロセッサー」みたいな名前だったのが、「Intel Core 5 プロセッサー 14600」みたいになるみたいです。

確かにこちらの方がモデル名はすっきりしててある意味わかりやすいのかもしれませんが、世代数が分かりにくくて初心者殺し感はありますね。

最後のIntel Core iシリーズCPUについて

さて、それでは最後のCore iシリーズCPUについて紹介していきたいと思います。

デスクトップ向け第14世代

最後のCore iシリーズCPUの一つはデスクトップ向けプロセッサです。現在のところデスクトップ向けCPUは第13世代(Core i9 13900等) まで登場していますが、これの後継版に当たります。

第13世代は「Raptor Lake」というコードネームが与えられていましたが、第14世代デスクトップ向けCPUに与えられるのは「Raptor Lake Refresh」という名前で、文字通りRaptor Lakeが少し進化したようなアーキテクチャになります。

こちらのCPUについては以下の記事で紹介しました。

【Core i9-14900K】Intel第14世代デスクトップ向けCPUの最新情報【Raptor Lake Refresh】

基本的に採用される半導体などは第13世代のものと同じで、動作周波数が向上するなどして性能が向上する見込みです。

こちらのシリーズは2023年後半頃に登場するということで早速新しい命名規則に従ってCore 5 14600みたいになるのかと思われましたが、Core iシリーズとして登場することが確認されました。

Raptor LakeプロセッサはCore iシリーズなのにRaptor Lake RefreshプロセッサがCoreシリーズになるってよくわからないですものね…

ハイエンドモバイル向け第14世代

デスクトップ向けだけじゃなく、モバイル向けについても最後のCore iシリーズCPUが登場する予定です。ハイエンドモバイル向けの「HX」シリーズであり、Core i9 13980HXなどのシリーズの後継に当たりますね。

つまりラインナップとしてはCore i9 14980HXCore i7 14850HXなどが含まれることになるでしょう。

こちらもアーキテクチャとしてはデスクトップ向けと同じで、Raptor Lake Refresh (HX)となる見込みです。

最初のIntel Core及びCore UltraシリーズCPUについて

続いて、新しく登場するCore及びCore UltraシリーズCPUについてです。

モバイル向け第1世代Coreシリーズ

第一世代という文字、非常に懐かしいですね。第1世代Core iシリーズを思い出します。それまでCore 2 DuoやQuad、Celeronなどのラインナップだったところに「Core i3」「Core i5」「Core i7」が堂々と入ってきて新時代が来た!って感じがすごかったです。

そしてまた新時代が到来しようとしていますね。

ただ、第1世代についてはCoreシリーズに採用されるのはなんとRaptor Lake Refreshアーキテクチャで、つまり第14世代Core iシリーズと変わりません。 めちゃくちゃややこしいですよね。

それなのに名称はCoreシリーズになって、Core 3/5/7として登場します。

Core 3 1003?みたいになるのですかね。そこも含めてまだよくわかっていませんね。

モバイル向け第1世代Core Ultraシリーズ

一方でCore Ultraシリーズに採用されるのはRaptor Lake系列ではなく、次の世代の物である「Meteor Lake」というアーキテクチャです。 こちらについては以下の記事で触れました。

【第1世代】Intel Core Ultraシリーズの最新情報【Meteor Lake】

そしてCore UltraシリーズではCore Ultra 5/7/9?が登場する予定で、Coreシリーズよりも新しいアーキテクチャということでより性能が高くなる見込みです。

ただしCore Ultra 5よりもCore 7の方が性能が低くなるのかと言われたら、多分そんなことはないかと思います。

それに、Core Ultra 9よりもCore i9 14980HX(モバイル向け)の方が性能が低くなるかと言われたらそんなこともないと思います。消費電力が違いますしね。ただ正直Core Ultra 9があるかどうかも良くわからないです。

BableTechBlogでは今後もIntelの新しいCPUに関する情報をたくさん発信していきますのでよろしくお願いします。ちなみに最近、BableTechBlogはBableTechから名前を変えました~ ブログ以外にもWebアプリを作ったりしてサービスを拡大していきたいからですねー 今後もよろしくお願いします!


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