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【爆速&大容量】DDR5-7200 512GBメモリが速すぎた件【7.2Gbps】

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自作パソコンを作るうえで重要になってくるパーツにCPUやクーラーなどがありますが、メインメモリを忘れてはいけません。 現在ではDDR4と呼ばれる種類のメインメモリが多用されていますが、もう時代はすでにDDR5メモリに移行しつつあります。

そしてついにSamsungがDDR5メモリを量産することを発表しました。今回はそんなSamsungが開発した爆速&大容量なDDR5-7200 512GBメモリについて紹介しつつ、DDR5メモリのすごさについて語りたいと思います。

 

 

DDR5メモリとは?

まず最初に、DDR5メモリとはいったい何なのか。DDR4メモリと比べて何が進化しているのかについて解説していきます。以前にDDR5メモリに関する記事を投稿しましたね。

ついにDDR5メモリ初登場、その性能は?【爆速】

しかしこのときはまだDDR5メモリの量産についてはあまり現実的になっていませんでした。しかしいよいよ量産が開始されるとのことなのでDDR5メモリについて本格的に知っておくべきですね。

 

[dic term=”メインメモリ”]

 

メモリクロックが向上

メインメモリにはクロック(周波数)と呼ばれる値があります。例えばDDR4-3200の「3200」の部分ですね。こちらの値はメモリ自体のデータ転送レートを示しています。この値が高いほどメモリの速度が速くなり、性能が高いということになります。

例えばDDR3メモリでは量産化された中だとDDR3-2400辺りが最も高いでしょう。そしてDDR4メモリではDDR4-4800辺りが最終形態だと考えられます。

ですがDDR5メモリでは少なくとも今回紹介するSamsungの物ではDDR5-7200となっていて桁違いに高いです。大量生産されるのはおそらくDDR5-5000程度でしょうか。DDR4メモリでは無理しないとDDR5-5000まで到達できませんでしたが、DDR5では余裕で到達できるという優秀さがあります。

 

低電圧動作

SamsungのDDR5メモリは1.1Vの電圧で7.2Gbpsの速度で動作します。DDR3メモリは1.5Vが定格でしたが、DDR4メモリは1.2Vが定格です。そしてDDR5メモリは更に低電圧で動作するわけですね。その結果電力効率を高めることが可能ですし、発熱量を抑えることもできます。

 

大容量化

DDR3メモリではサーバー向けの物についてもメモリ一枚当たり大きくても32GB程度でした。そしてDDR4メモリではサーバー向けのもので一枚当たり128GBのものが存在しました。 ですがDDR5メモリではさらに大容量化が進み、例えばSamsungが大量生産を予定しているものについては一枚で512GBとなっています。さらにSamsungは将来的に、一枚でテラバイト級の大容量さを誇るDDR5メモリについても開発していく予定だと発表しています。

自作パソコン市場の相場としては、DDR3時代は多くても32GBといった感じでしたが、DDR4時代では128GB構成にしている人も多く見ますね。ということでDDR5時代では平気で512GB構成にする人が増えていくのかもしれません。

大容量化できる理由としては、半導体の回路が細くなっていたり、チップを積層する技術が向上しているなどして同じ大きさでもより大きな容量にすることができるようになっているためです。

 

 

DDR5メモリの将来

実際にDDR5メモリが市場に出回るのはこの記事でも紹介した通り、2021年の後半になるでしょう。Samsungの、今回発表されたメモリについても2021年の後半から量産が開始されるとのことです。

ですがDDR5メモリ適用する環境がまだあまり整っていないため、まだ普及するまではいかないでしょう。実際に普及していくのは2023年から24年にかけてのことになると、Samsungからは述べられています。

そして数年後には、現在のDDR4メモリと同じような価格で倍以上の容量で倍以上の速度の高品質なメインメモリを手に入れることができるようになっていることが期待されます。楽しみですね。

 

参考記事:https://wccftech.com/samsung-develops-512-gb-ddr5-module-speeds-up-to-7200-mbps-mass-production-end-2021/


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