以前当サイトでは2020年のiMacシリーズの情報について紹介しました。この記事では現時点で噂されている情報をまとめてきましたが、2020年のiMacシリーズのデザインについては激変するかもしれないとのことです。特にiMac Proが該当すると思われます。以前の記事では「ベゼルレスデザインになる」と紹介しましたが、今回噂されているデザインはそんなちゃちなものではありません。
それではこの記事では2021年のiMac Proについて噂されているデザインについて説明していきます。
この記事を1文で説明すると
- 噂されているiMac Proの新デザインでは本体にガラスを採用し、ベゼルレスディスプレイの下部にキーボード等を取り付けることができるようになるとされている。
旧デザインと新デザインを比較
この記事ではとあるガジェット愛好者によって投稿された一本の動画について取り扱っていきます。どうもこういったコンセプト動画を作るチャンネルのようですね。
今後、上の動画からキャプチャーした画像を載せていきます。
それでは旧デザインと比較していきましょう。ここではiMac Pro 2017年モデルを比較用にします。
前面

まずは全面です。おそらく両方ともディスプレイサイズは27インチになると考えられますが、新デザインについてはベゼル(ディスプレイのフレーム)が非常に狭くなっています。 旧デザインのベゼルの広さは画像ではわかりにくいですが、数センチ程度あります。
また、旧デザインではiMacシリーズに黒を足したような配色となっていましたが、新デザインでは真っ黒です。メタリックな印象ではありません。
というのも、メタル(金属)ではなくガラスが使われると考えられているそうです。
そして真っ黒配色ということでリンゴマークは真っ白になっています。 iPhone等を起動するときに最初に出てくる画面と似たような配色ということですね。
そしてディスプレイ下部は土台になっていて、光加減からわかるように湾曲しています。
対して旧デザインでは土台が背面に固定されていて、通常のディスプレイ台といった感じになっています。
キーボードデザイン

キーボードについても細かいデザインが描かれているため、旧デザインと比較しようとしたのですがそもそも旧デザインにはキーボードが内蔵されていませんでした…笑
キーボードのデザインは上のようになっていて、Macbook Pro等と同じキーになるようです。ただこのキーボード、本当に本体に組み込まれるわけではなく、この場所に他のパーツを取り付けることも想定されているようです。
あくまで非公式のコンセプト動画ですが、キーボードの下側には指をひっかけることができそうな溝があります。おそらくここからキーボードを取り外すことができるのでしょう。
そしてこの場所に取り付けるパーツのオプションとしては以下のパーツが噂されています。
- 物理キーボード
- タッチパネル
- Macbook
二番目まではいいとして、問題は三番目です。これは前から噂されていた話ではあるのですが、この新しいiMac Proには従来のMacbookをドッキングすることができるかもしれないとのことです。Macbookのキーボードを使って操作するということを想定しているわけではないと思うので、おそらくMacbookを取り付けることによってMacbookの映像がディスプレイに映し出され、MacbookをiMacのように使うことができるのでしょう。
背面

続いては背面ですが、新デザインについてはわかりにくかったので側面のイメージも投入しました。
背面のデザインはまさにiPadが起動するときの画面といった感じで、真っ黒の背景に白いリンゴマークが真ん中に配置されています。
一方旧デザインはスタンドが中央に取り付けられていることもあってか、リンゴマークは上の方にあります。そして背面のパネル全体が湾曲しています。
ですが新デザインについては背面は全く湾曲しておらず、側面のイメージからもわかるように非常に薄くてフラットなディスプレイとなっています。
そして処理装置等はディスプレイの下の方にあるボックスに収納されているのでしょう。 吸排気用のメッシュがたくさんありますが、サイズ感としてはMac miniに近いと思われます。
旧デザインではスタンドとディスプレイの間が稼働するようになっていてディスプレイの角度を調整することができましたが、新デザインについてはスタンドがないため、ディスプレイ下部の湾曲した部分が稼働するとのことです。
ちなみに側面の映像の後方には照明があり、意味ありげに旧デザインのスタンドがついていますね。
また、以下のようなデザインも噂されています。

こちらのデザイン予想では前面は先ほどのものと変わらないのですが、背面の構造が異なっています。排気部分は2019年に発売されたMac Proと同じような「おろし金」構造になっています。
加えて、以下のようなデザインについても議論されています。

こちらのデザインでは本体の作りが完全にPro Display XDRのようになっていて丈夫な足がついています。ディスプレイは32インチで、まさにPro Display XDRといった感じです。おそらくこのようなデザインになる場合、ディスプレイ部についてはPro Display XDRと同じものが使われることになるでしょう。
新デザインはどのモデルに採用される?
そして問題はこのデザインがどのモデルに採用されるかです。冒頭でも説明しましたが、このデザインはiMac Pro (27インチ)にのみ採用されると考えられます。
というのも、設計上、おそらく21.5インチiMacには採用しないと考えられますので、27インチモデルしか存在しないiMac Proシリーズに採用されるのではないかとのこと。また、現デザインでは通常のiMacシリーズとiMac Proシリーズのデザインの差がほぼ「色」しかないため、通常モデルとの差別化を図るためにもこの新しいデザインがProシリーズにのみ採用されるのではないかと考えられます。
2019年末に新しいMac Proが登場し、その斬新なデザインで多くの人々を驚かせたでしょう。そのため2020年でも「iMac Pro」シリーズに新たな斬新デザインを投入するのはもはや普通の流れと言えます。