みなさんこんにちは、中古パソコンを購入しようとしたときに、「メルカリ」での購入を考えたことはありますでしょうか。 メルカリではかなりコストパフォーマンスが高いパソコンが手に入ります。ですが、それと同時に「個人取引」という点で、不安な面もあるかと思います。
この記事では、メルカリで中古パソコンを購入しようと考えているときに注意すべきことをまとめてみました。
メルカリってどういう市場?
まず最初に「メルカリ」とはそもそもどういう市場なのかを説明します。
メルカリというのは、最近話題になっている「フリーマーケットアプリ(サイト)」です。パソコンでも使えますが、基本的にはスマートフォンアプリから使用することになります。
フリーマーケットという言葉から想像つきますが、メルカリでは個人で取引します。 通常のネットショッピングでは企業が一時的に在庫を持ちますが、メルカリでは出品者が家から直接発送して購入者の家に届くという直接的な取引ができます。
そのため、通常の中古品ではある程度検査されている商品が多い一方で、メルカリには動作するのかよくわからない商品等がたくさん出品されています。
その代わりほしいものが何でもそろう、そんな市場となっています。
メルカリの商品の安さに少し不安感を覚えてしまうこともあるかもしれませんが、企業と違ってあまり利益を求めることが無いため全体的に安くなっているというのが主な理由だと考えられます。メルカリはどちらかというと不要なものを出品するのが主な使い方なので、利益を求める感じではないんですよね。
もちろん中には利益を求めている人もたくさんいます。
購入にあたって注意したいこと
続いては購入にあたって注意したいことです。
①必ずしも安いとは限らない
メルカリに出品されているものって基本的には相場より安いのですが、「安い」と思い込んでいると損する可能性があります。
もちろん価格設定は個人の自由なので批判することはないのですが、明らかに相場よりも高い商品が出品されている場合があります。 この「明らか」というのはある程度パソコンの知識がある人ならわかることなのですが、相場をあまり知らない人は気づきにくいため、高額な商品を購入してしまうことがあります。
この記事で具体的な相場を紹介していくとキリがないのでしませんが、基本的には、「メルカリの検索機能で同じような商品を探してみる」というのが大切です。
もしくは、メルカリではなくGoogle検索等で購入予定のパソコンの仕様を検索すればある程度相場がわかると思います。
ただ、メルカリはたくさんの人が利用しているため、「いいね」の数が大変良い指標になります。基本的には「いいね」の数が多いと「ぼったくり」という印象はありませんね。(中には協力して「いいね」の数を増やしている悪人もいますが)
あと、即買いはかなりリスクがあるのでやめておきましょう。
②動作確認済みか、確認
中古パソコンの基本なのですが、「動作確認済」のパソコンでないと動かない可能性が高いです。説明欄に「ジャンク品としてお考え下さい」と記載しつつ、実際あっさり動いた、という商品は結構ありますが、パソコンの知識があまりない人はかなりリスクがあるので、「動作確認済」と書いてある商品のみ購入しましょう。
もし説明欄に動作に関して特に記載されてなかったらコメント機能を利用して、「動作確認済みですか?」と質問しましょう。 そもそもしっかり動作をするパソコンを出品している人は、「動作確認済み」と書いて、より売れやすくしたがるはずなので記載していない時点で結構怪しかったりします。
また、「数年前まで動いていました」も本当は動かないことを隠している場合があるため、やめておいた方がいいです。
ちょっと考えすぎですが、高額な買い物ですから考えすぎくらいがちょうど良いです。
④出品者の評価は?
メルカリでは、商品詳細欄の下の方にある出品者の名前をタップすると、出品者の詳細を知ることができるという機能があります。
基本的には、販売実績が多いほど良く、評価が高いほど良いです。評価についてですが、基本的にはみんな「★5」を付けるため、総合評価が4以下となっていたらその時点で要注意です。
ここでの評価が高いから出品されているパソコンの質が高いというわけではありませんが、なにかトラブルがあった時にしっかり対応してくれると思われるため安心です。
⑤スペックについて
例えばメルカリに出品されているゲーミングパソコンでしたら、よく「(ゲーム名)余裕でプレイ可能!」と記載されている商品が多いですが、中にはあまり快適にプレイできないものも含まれていますので、Googleでの検索が必須です。
グラフィックボードの型番やCPUの型番 + ゲーム名 で検索してみましょう。すると、快適に動作するのかがわかります。 基本的にパソコンの性能はCPUやグラフィックボードの性能で決まります。
CPUの型番というのは、「Corei7」だけでなく、その先に続く「Corei7 xxxx」部分までのことを言います。(Corei7というのはあくまで例です)
例えばCorei7ですと、古い「Corei7 860」と最新「Corei7 9700」の性能差は4倍くらいあります。同じCorei7でもいろいろな性能のものがあるんですね。
正直一番古いCorei7には最新ゲームがサクサクできるほどの性能がありません。
どう対処すればいいのかと言いますと、商品説明欄にCorei7 860みたいに型番まで載っていたらその性能をそのままGoogleで調べてみます。「i7」としか記載されていなかったらコメントで「CPUの型番を教えてください」と質問しましょう。
疑いすぎではありますが、基本的にCPUの型番まで記載していない場合、低性能版であることが多いです。CPUの型番を質問したときに「わかりません」と答えてくる場合も少しリスクが高いためやめておきましょう。
もちろん古いi7でも、自分のやりたいことは十分できて、価格もそれなりに安いのであればそれは買いです。
また、CPUのついての説明が少し長くなりますが、
コア数はあまり性能に影響しません。
もちろん関係していないわけではないのですが、実際のところあまり関係してきません。
というのも、同じ4コア(クアッドコア)であるCorei5 2400とCorei7 4790では比べ物にならないくらい性能が違います。
コア数には惑わされずに、是非一度GoogleでCPUの型番を検索してみましょう。
(特にコア数を強調してくるのはXeonというCPUを搭載しているときが多いと思います。コア数はたしかに多い傾向にありますが、だからといって同じコア数であるCorei7等の性能にかなうとは限りません)
これらを気を付ければ、メルカリでのパソコン購入に関してのトラブルは減ると思います。是非皆さんもメルカリでパソコンを購入しましょう!
※ここで紹介している注意点につきましては、私の個人の意見が含まれています。また、これらの注意点を気にすれば必ずしもトラブルに遭わないというわけではないのでご注意ください。