みなさんこんにちは、今回で第4回目となります。前回はパソコンの各パーツについてざっくり紹介してきましたね。もちろん、各パーツの細かいことはこれから紹介していく予定です。今回は、「予算を決めよう!」という回です。
前の記事で、「価格と性能のバランスが大切」と説明したと思います。当然ながらたくさんのお金を費やせば高性能なパソコンが作れちゃいます。しかし、必要以上に性能が高いとそれは「お金の無駄」なので、注意が必要です。
自作パソコンにある程度慣れてくると、「自分のやりたいこと」から「どのようなパソコンを作ればいいのか」がわかってくるようになりますが、とりあえず現時点ではみなさんにそれを判断してもらうのは難しいため、予算を考えていただきます。

予算別のおおまかな性能目安
まずは予算別のおおまかな性能目安を発表します。
そもそも自作パソコンにどれくらいのお金がかかるのか想像つかない人も多いと思うので、この記事でなんとなくつかみましょう。
1. 5万円程度
まず最初は「5万円程度」です。たぶん、普通に新品のデスクトップパソコンを購入したとしても、5万円は安いと思います。最初の方の記事で、「自作パソコンの方が安く作れる」と話しましたが、さすがに自作パソコンでも、5万円だと作れる物が限られてきます。
中古品で組み立てると話は別なのですが、すべて新品のものを使うと、あっというまに五万円に到達してしまいます。ですが、5万円でもしっかりとしたパソコンを作ることは案外可能です。 位置づけとしては「ローエンド」のものができるでしょう。パソコンでゲームをプレイしたいという人はもう少しお金をかけた方が良さそうです。
でもローエンドでもゲーム設定落とせば普通にプレイできるのにゃ
2. 8万円程度
続いては8万円部門です。正直8万円でも、新品で買うデスクトップパソコンにしては安いと感じますが、自作パソコンだったら結構性能が良い物が作れます。最新のゲームでもそこまで重くないものだったら普通にプレイできるレベルです。 位置づけとしては「ミドルレンジ」あたりになるかと思われます。ですが、ケースや内部の「光」等にこだわってしまうと、思ったより高くなってしまうかもしれません。
3. 15万円程度
続いて一気に金額は上がり、「15万円程度」となりました。新品のデスクトップパソコンにしても、15万円も出せばかなり良い性能の物が手に入りますが、自作パソコンではそれ以上にかっこよく、高性能な物を作ることができます。15万円も出せば、そこそこの「ハイエンド」パソコンを作ることができるかと思います。 ただ、この15万円部門でも、いろんなことにこだわり出したらもっと高い金額になってしまうので要注意です。
4. 30万円程度
続いてさらに一気に上がりました。正直自作パソコン初心者でこの金額では組みたくないところですが、世の中には30万円とかそれ以上の金額で自作パソコンを組む人もいます。位置づけとしては「ウルトラハイエンド」の物ができるでしょう。といっても、まだ最高性能のものは作れません。ここまでハイエンドになってくると、ひとつのパーツだけで20万円とかかかってきます。
正直初心者にはお勧めできませんが、このハイエンドさを使いこなせる自信があり、お金に余裕があるならば作ってみてもいいかもしれません。
正直「ウルトラハイエンド」は実用性があまりないと思うのにゃ
今後について
という感じで今回は各予算別のパソコンのおおまかな性能についてお話ししていきました。正直私の意見としては、ハイエンド系はあまり実用性がないと思います。4Kモニターでゲームをプレイするとかなら別ですが、基本的に、少しゲームがやりたいなって人は「ミドルレンジ」でも十分快適に遊べると思います。それに、コストパフォーマンスとしてもミドルレンジくらいが一番良く感じます。 自分はあまりパソコンゲームをやらないので、今流行っているパソコンゲームがどれくらい重いものなのかは知りませんが、基本的に「ハイエンドパソコンしかプレイできないゲーム」というのはほとんどありません。
世界中のいろんな人にプレイしてもらうために、みんなが手に入るようなデスクトップパソコンである程度快適にプレイできるようなゲームが多い気がします。
さて、みなさんの予算はもう決まったでしょうか? 作っているうちにもうちょっと派手にしたい、とか、もっと性能欲しいって感じることもあるので、予算より多めに料金を見積もった方が良さそうです。
それでは今後は、それぞれの予算別(性能別)におすすめのCPUなどを紹介していきたいと思います。
次回もお楽しみに〜