皆さんはiPad使っていますか? どうせタブレットなんてスマートフォンでもパソコンでもない中途半端な存在で使えないだろうと思っている人は多いかもしれません。 しかし最近のiPadはすごいです。中途半端な立場を活かして、逆に「どんなことでもできる」コンピュータと化しています。
今回は、そんなiPad界の最高峰「iPad Pro」シリーズの新型(第7世代)についての噂情報を紹介していきたいと思います。
この記事の要点
- 早くて2023年11月頃に、iPad Pro 第7世代として14インチモデルが追加され、20万円程度から販売されるかもしれない
- 新型iMac等に搭載される噂の「M3」という処理装置が搭載され、その性能は現行のMacBook Pro並みになるかもしれない
- 現行のiPad Pro 12.9インチモデルやMacBook Proと同様に、ミニLEDバックライト技術が投入される可能性が高い
iPadシリーズのモデルを整理してみよう
今回もいつも通り、新しい製品についての噂情報を紹介していくわけですが、その前に、そもそも今iPad Proシリーズにどのようなモデルがあるのかについて紹介していきます。
iPadのモデル
Proシリーズだけ紹介しようかと思いましたが、どうせなのでiPadシリーズのすべてのモデル(現行品)を紹介していきます。
1.iPad(第10世代)
まず最初に「iPad」というモデルです。ややこしいですが、iPadシリーズの中に「iPad」というモデルが存在する感じですね。
一番価格が低く、性能も低いというエントリーモデルとなっていて、現在7万円から購入することができます。
昔よりも進化していて性能もかなり高くなっている分価格も高くなっています。前モデルではホームボタンがあったのですが、iPad ProやAirみたいにホームボタンが消えてしまいました… あぁ恋しい
2.iPad mini(第6世代)
そして下から二番目のモデルといったらこの「iPad mini」です。Appleでは大きさと価格は比例しました。先ほど紹介したiPadよりも小さいですが、全体的に性能は高いです。こちらは8万円程度から購入できます。
3.iPad Air(第5世代)
続いてはiPadと全く同じ画面サイズの「iPad Air」です。iPadよりも1mmくらい薄く、性能も高くてMacに採用されているような「M1」というチップが使われています。 さらにiPadよりも新しいApple Pencilに対応していたりMagic Keyboardに対応しているなどして、差別化が図られています。
こちらは9万円程度から購入することができます。もう既に並みのノートパソコンくらいの値段がするわけですが、でも性能もノートパソコンと同じくらいだと考えたら、別にそこまで高いわけではないのかもしれませんね。
4.iPad Pro(第6世代)
さて、お目当てのiPad Proです。iPad Proの中には二つのモデルが存在します。
- 11インチiPad Pro → 12.5万円から
- 12.9インチiPad Pro → 17.3万円から
二つのモデルは単純にサイズが違うというだけでなく、処理装置こそ同じものの、12.9インチのものに関してはより高度なディスプレイ技術(ミニLEDバックライト) が採用されているなどして、差別化が図られています。その分値段も大きく違いますね。
11インチiPad Proの本体サイズはiPadやiPad Airなどとほとんど同じでちょうど良いのですが、12.9インチモデルについては小型ノートパソコンくらいのサイズはありますので、タブレットとしては少々大きいような気もしますが、まぁ許容範囲ですね。 軽いですし
そして今回、このラインナップに「14インチ」モデルが追加されるかもしれないと噂されているのです。
iPad Pro 第7世代の仕様
さて、いよいよ本題に移りましょう。ディスプレイサイズ以外にも様々な仕様について噂されていますので、いろいろ紹介します。
ディスプレイ
サイズ
ディスプレイについては、先ほど説明した通り11インチ、12.9インチのものに加えて14インチのモデルが追加される可能性があるとのことです。
14インチなんてノートパソコンだとしたらちょうど良いくらいの画面サイズなので、さすがにタブレットとして両手で持って操作することを考えたら厳しいだろう… って感じはありますよね。
いやしかし、ずっと両手で持って操作することしか考えていない我々の常識を疑った方がいいのかもしれません。 別にタブレットを机に置きながらノートみたいに使っても良いですし、キーボードをつなげてノートパソコンのように使うのもアリです。
それに、14インチはちょうどA4用紙と同じくらいのサイズですので、重量が軽かったら普通のノートを持ち運んでいるくらいの感覚になると思うので、大して大きいと感じないでしょう。
実際、12.9インチのiPad Proが700gくらいですので、14インチになったとしても1kgはいかないかと思います。 しかも画面だけであることを考えると、パソコン程かさばるものにはならず、ある意味ちょうど良いサイズ感になるかもしれません。
その他仕様
画素密度は現在と変わらず、264 ppi程度になることが予想されます。つまり14インチになることで3Kくらいの解像度(横の大きさが3000ピクセル程度) になるということですね。
これはだいたい最新のMacBook Pro(254 ppi)よりも若干高く、十分に繊細なディスプレイと言えるでしょう。
また、Liquid RetinaというAppleのIPS液晶ディスプレイが採用される可能性が高いのですが、現在のiPad Pro 12.9インチモデルやMacBook Proのように、ミニLEDバックライト技術が取り入れられる可能性が高いです。 これによって従来よりもバックライトの明るさを局所的に調節することができるようになるため、コントラスト(色の違いのくっきりさみたいな) を高めることができ、XDRというHDRの進化系みたいな技術を実現できるとのこと。
処理装置
処理装置についてですが、現行品には主にMacパソコンシリーズ向けであるApple独自チップの「M2」という処理装置が採用されています。 iPad Proの他にMacBook Airにも採用されていて、その性能は平均的なノートパソコンよりも高めです。
そしてさらに、新型のiPad Pro 第7世代については「M3」というさらに新しいチップが採用されるかもしれないとのことです。 M3は他にもいろいろな製品に採用されることが噂されています。
【超巨大化?】MacBook Air 2023年モデルの情報
次に登場するMacBook AirもiPad Proみたいに巨大化し、新しく15.5インチモデルのものが登場するかもしれないとも言われていますが、こちらについてもM3チップが採用される可能性があります(今のところM2チップの可能性が高いですが)
【M3】Apple iMac 2023年モデルの最新情報【新型】
そして最近あまり更新されていなかったiMacシリーズについても、2023年内に登場することが期待されている新型モデルにM3チップが採用されるかもしれないと噂されています。
MacBook Pro 2024年モデルの情報【爆速M3チップ採用】
また、新型のMacBook ProについてはM3チップをベースとしてさらに進化させた「M3 Pro/Max」というチップが採用されることが期待されています。
そしてM3チップの性能についてですが、M2チップと比較して30%程度の性能の向上が期待されていて、M2 Proチップとほぼ同等の性能になるかもしれないです。
こうなったらもはやパソコンとは全く遜色のない性能ですので、キーボードをつなげれば普通の高性能ノートパソコンとして使えるようになるでしょう。 最近ではパソコンじゃないとできないことはあまりないですので、もはやMacBook Air等のノートパソコンを使う意味がなくなりそうですね…
MacBook Proは残るとして、MacBook Airについてはそのうち本当になくなるんじゃないかと思ったりもしますね。 ノートパソコンのような持ち運びが想定されているコンピュータにおいてキーボードみたいな物理ボタンがついていること自体、もはや今の時代では不格好なのかもしれないです。
画面出力
もう一つ、画面出力性能についても噂されていたりします。現在のiPad Proは最大6K解像度のモニター1つに画面出力ができるとのことですが、さらに進化して6K二枚のモニターに同時出力ができるようになるかもしれないとのことです。 また、4K@144Hzなどの高リフレッシュレート出力もできるようになるかもしれないです。
そうなるともはやモニターとキーボード、マウスをつなげてデスクトップパソコンのように扱うことも余裕でできるでしょう。 そうなるとMacBook Airの立場があまりないですね… iMacの立場もあまりないです。
てか、6Kモニター1枚に出力できる時点で、世間一般的には相当優秀なんですけどね。
iPad Pro 第7世代の登場時期
さて、気になるのはいつ登場するかでしょう。
諸説ありますが、これまでおよそ1年から1年半の間のペースで更新され続けていて、第6世代が2022年10月に登場したことを考えると、
- 2023年11月頃
- 2024年4月頃
に登場する可能性が高いです。
2023年の11月頃には、同じくM3チップを採用した新型iMacが発売されると噂されていたりもするので、もしかすると2023年11月頃に二つとも発表されるかもしれないです。
個人的に、2023年内に発売されるだろうと思います。
iPad Pro 第7世代の価格
気になる値段についてですが、14インチモデルのものが登場するならば12.9インチモデルよりは確実に高くなるでしょう。
現在12.9インチモデルが17.3万円からといっているので、もしかすると14インチモデルは20万円近くになってしまうかもしれません。
ただ、MacBook Airと同じ処理装置で、より高性能なカメラやディスプレイを備えていることを考えたら、MacBook Airよりも高くなるのは当然とも言えますね。 だからもはやタブレットという領域を超えて、「iPad」という新しいスタイルのコンピュータなんだと考えた方が気が楽でしょう。
きっと使いこなせればもうノートパソコンに戻ることはできなくなるでしょう。
参考記事:https://www.macworld.com/article/1835319/14-inch-ipad-pro-release-specs-features-price.html