2019年にMicrosoftからはSurface Pro 7とSurface Pro Xが発売されました。
そして2020年からはSurface NeoやDuoも登場して、よりSurfaceシリーズが豊かになる予定ですが、そんな中更にうわさされているのはSurface Pro 7の後継「Surface Pro 8」です。
この記事では、現時点で噂されているSurface Pro 8の情報について紹介していきます。なお、まだ公式で発表されているわけではなく、噂程度の話となっていますのでご注意ください。
この記事を1文で説明すると
- 次世代Surface Pro 8には、Intelの第11世代「Tiger Lake」CPUが搭載され、ソーラーパネルやより進化したスピーカーが搭載される可能性が高い
Surface Pro 8の特徴を紹介
まず最初に、Surface Pro 8の噂されている仕様について紹介します。前世代のSurface Pro 7との仕様比較表を紹介できれば良いのですが、まだ表を作るほどの噂が集まっていないため、言葉で説明していきます。
1.プロセッサはIntel 第11世代 Tiger Lake-U
MicrosoftのSurface Proシリーズは毎年更新されていて、更新されるたびに新しいIntelのプロセッサを搭載してきました。
そしてSurface Pro 8についても、2020年の新しいIntelのプロセッサが搭載される予定です。2020年の新しいプロセッサといえば、Intel第11世代の「Tiger lake」ということになります。
Tiger lake CPUはまだ登場していませんが、Surface Pro 8の発売時期が2020年の10月ごろであることを考えると、十分に搭載されている可能性があります。
Tiger lake CPUについては以下の記事をご覧ください。
第10世代「Ice lake」シリーズよりもより洗練された「10nm」プロセスを用いるということでかなりの性能や電力効率が期待できます。
また、内蔵グラフィックスとして「Intel 第12世代『Xe』グラフィックス」を用いるため、最上位モデルについてはゲームプレイも快適にできるようになると期待されます。
そしてSurface Pro 7のCPUの最高が「Corei7-1065G7」であったことを考えると、Surface Pro 8については「Corei7-1165G7」あるいは「Corei7-1165G9」のような型番のCPUが採用されると考えられます。
いずれにせよ、Surface Pro 7からの性能上昇はそこそこありそうです。
2.巨大なスピーカー
そしてSurface Pro 8については、Surface Pro 7よりも巨大なスピーカーを搭載するだろうといわれています。
Microsoftが公開した特許の図にそれらしきものが写っていたとのことで噂されている話ではありますが、実現しようとすると様々な課題に直面するというのが現状です。

恐らく、このスピーカーのサイズや形状からしてより低音を強化するためのスピーカーということになるのでしょう。
同じような使われ方をするAppleの「iPad Pro」についても、4スピーカー構造にするなどして音がこだわられていますので、Microsoftも負けじと巨大なスピーカーを導入するのかもしれません。
3.ソーラーパネル発電
そして最も興味深い噂は、Surface Pro 8にソーラーパネルが取り付けられるかもしれないということです。
ソーラーパネルが流行りだしたのはここ数年のことではありませんが、さすがにその発電方法ではせいぜい時計くらいしか動かせないだろうと誰もが思ってきたと思います。
しかしもしかしたらSurface Pro 8に搭載されるソーラーパネルは本体への給電をほぼ完ぺきに行えるかもしれないと言われています。

この設計図では本体を支えるための足にソーラーパネルが設置されています。
パネル自体にあまり迫力を感じませんが、そこそこ高性能なパネルとのことで、太陽光でなくても人工照明(蛍光灯等)で動作することが期待されています。
また、曇りの日でもわずかな太陽光によって充電できるかもしれないとのことです。一体これほど高性能なソーラーパネルをどうやって作るんだという話ですが、本体の省電力化が進んでいることもあって、本当に実現できそうになっているのは否めません。
ただ、あくまでも特許のために提出された図ですので、この仕様がそのまま採用されるとは限りませんのでご注意ください。
4.最低256GBのストレージ
Surface Pro 7ではストレージの最小構成が128GBとなっていますが、Surface Pro 8では2020年にAppleから発売されたMacBook Airなどと同様に、ストレージの最小構成が256GBに底上げされると考えられています。もちろん価格は保ったままです。
また、256GBに底上げされるうえに、最大オプションが1TBを超え2TBになることも期待できます。
Surface Pro Xの後継は?
ここで気になってくるのが、2020年の前半に登場した「Surface Pro X」の後継モデルについてです。こちらについてはほとんど噂にされていませんし、モデル名が「X」となっていることから、後継モデルが存在しない可能性もあります。
ただ、モバイル用途に特化されるなどしてSurface Pro 7とは明確に差別化されていますので、Surface Pro Xが成功すればその後継モデルも登場するでしょう。
そして、Surface Pro Xの後継モデルには、またしてもQualcommのチップをベースにした独自のARMベースチップセットが搭載されるでしょう。
Qualcomm等のモバイル向けチップメーカーもここ最近自動車用のプロセッサ等を開発するなどして「IoT」により力を入れている印象ですので、次世代ARM Surfaceタブレットには期待が募ります。