AppleにはiPadというタブレットシリーズがありますね。私は2019年ごろからiPad 7を使っていますが、これが非常に便利で3年たった今でも大活躍しています。そんなiPadには大きく分けて四つのモデルが存在します。一番下が無印iPad、そして一番上がiPad Pro、真ん中にiPad AirとiPad Miniがあります。ミドルレンジというわけですね。
今回、このうちの「iPad Air」に新たなモデル「iPad Air 5」が登場するという噂情報が登場しましたので、紹介していきたいと思います。
iPad Airの立ち位置
この手の記事を作成したときには毎回行っていますが、まず最初にこの製品の立ち位置というものを考えてみましょう。先ほど説明した通り、iPadシリーズには四つのモデルがあり、下から順に無印iPad、iPad Mini、iPad Air、そしてiPad Proです。iPad Proは顔認証が搭載されていたり、高リフレッシュレートディスプレイが採用されていたり、処理装置がずば抜けて高性能だったりカメラが高性能だったりし、タブレット界でもトップクラスの性能を誇ります。
一方で無印iPadはカメラは貧弱、処理性能もiPad Proに比べたらあまりよくなく(タブレット界では標準程度の性能)、ディスプレイにもフルラミネーション加工が施されていないなどして特別性能の高いタブレットとは言えませんが、Appleの製品とは思えないくらい安く、非常にコスパに優れたモデルとなっています。私が愛用しているiPadがこの「無印iPad」です。第七世代ということで登場してから三年目ですが、まだまだ余裕で活躍していますね。Youtube見るときによく使っています。
さて本題に戻りまして、残ったのはiPad Airです。この立ち位置が何とも微妙なんですよね。「Air」ということでただ軽いだけかと思ったら無印iPadには無い要素が詰め込まれていて、でもiPad Proには届かない、価格も中間くらい、そんな「ミドルレンジ帯」に位置しているわけです。iPad Miniもこれまた難しくて、小さいだけかと思ったら無印iPadよりも高性能だし価格も高いし、と、よくわからない存在になってしまっています。
とりあえず、iPad MiniはiPad Airの小さい版といった感じで、2つのモデルはまるで兄弟のような感じですね。
iPad Proまでの性能は必要ないんだけど、でもタブレットの相場以上の性能が欲しい、結構活用したい、そんな人にお勧めできるモデルでございます。
iPad Air 5のデザイン
まず最初に、噂されているデザインについて紹介しましょう。
こちらは現行品であるiPad Air 4です。3と違ってホームボタンがなく、画面上の余白も撤去されました。背面のカメラも存在感を増して、ぱっと見はiPad Pro 11インチモデルですね。しかしよく見たらディスプレイの余白(ベゼル)がちょっと分厚かったり、iPad Proに搭載されているTrue Depthカメラシステム(顔認証に使われる)が無かったりして、少し劣っているのがわかります。 とはいえタブレットにあまり詳しくない人から見るとiPad AirとiPad Pro 11インチモデルの違いが本当にわかりずらいので、あまりiPad Proに近づけるのはやめてほしいですね笑
さて、iPad Air 5のデザインについてですが、ここから特に変更はないとのことです。もしあるとすれば、ベゼルが細くなってディスプレイが若干大きくなる、くらいですかね。少なくともサイズ変更はないだろうと言われています。
iPad Air 5の仕様
デザインについて紹介したところで、続いて仕様です。デザインが変わらないということで内部仕様が劇的に進化するなんてことが期待されてしまいますね。 進化するといわれているポイントをそれぞれ紹介していきます。
1.A15チップ採用
iPad Air 4にはA14 Bionicと呼ばれる、iPhone 12シリーズに採用されたものと同じチップが採用されました。iPad Proに採用されるような「A~X」シリーズや「Apple M~(MacBookなどにも採用されるような高性能チップ)」などには手を出していませんが、最新のiPhoneに搭載されているチップに手を出すなんて、なかなか贅沢ですね。
そして今回も、現時点で最新のiPhone 13シリーズに搭載されている「A15」チップが採用されると言われています。ちなみに私が愛用しているiPadに搭載されているのはA10チップになりますが、私の使い方だと十分すぎるくらい性能が高いですね、笑 これのさらに五世代新しいチップと考えると、A15レベルの性能は少なくともタブレットではあまり使わないんじゃないかと思ってしまいますね。。。
ちなみにiPad Airの弟と呼ばれるiPad Miniについては、最新のもの(iPad Mini 6)はすでにA15チップを搭載しております。あんなに小さいのに最新のフラッグシップスマートフォンと同じ処理装置を搭載しているなんて贅沢?ですね。
2.内カメラ強化
iPad Mini 第六世代ではiPad Air 4のようにホームボタンがなくなり、ディスプレイの余白が限りなく少なくなりました。そして同時に内カメラの解像度が上がって、7MPから12MP(外カメラと同じ画素数)になりました。Miniの兄であるAirについても同じアップグレードが適用されるでしょう。
iPad Miniでは内カメラに超広角レンズが採用されましたが、もしかするとiPad Airでも超広角レンズとなるのかもしれません。
ここで一つ愚痴なのですが、Appleの公式ホームページを見ているとiPad Air 4のカメラ仕様で「裏面照射型センサー」と書いてあって、最初iPhone 12 ProやiPad Proなどに搭載されている「LiDARスキャナ」のことを指しているのかと思いましてびっくりしましたが、調べてみたらだいぶ昔から採用されている「裏面照射型CMOSセンサ」というカメラテクノロジーであることが判明しました。このテクノロジーは他のiPadシリーズにも採用されているはずなのに、なぜかこのiPad Airにしか記載されていないんですよね。なんかややこしいっていうか、商品説明(仕様)が結構適当だなとつくづく思います。一つ一つの仕様に説明を書いていただきたいところですね、笑 今度すべての仕様を解説する記事でも作ろっかな。 ちなみにiPhone 12 Proに搭載されているLiDARスキャナで自分の部屋を3Dスキャンしてみたので是非以下の記事をご覧ください。
【iPhone 12 Pro】LiDARスキャナーで家を3Dスキャンしてみた【3D Scanner App】
3.映画レベルの手振れ補正(4K)
非常に細かいですが、実はiPad Miniに採用されているけどAirにまだ採用されていないものとして4K画質での映画レベルの手振れ補正という機能があります。A15チップを採用することで、おそらくこの機能も実現されるかと思います。
4.フラッシュ搭載
これまた地味な仕様なのですが、iPad Miniに背面のLEDフラッシュライトが搭載されたので、おそらくiPad Airにも搭載されるでしょう。
5.5G対応
Cellularモデルについては、4までは4Gまでの対応でしたが、iPad Air 5では5Gまでサポートされるとのことです。着々とAppleの5G進出が進んでいるようですね。
iPad Air 5の発売日と価格
発売日については、早くて2022年の春、遅くて今年中には発売される見込みとなっています。価格はもちろん、無印iPadよりは高くなるもののiPad Proほど高くはならない見込みです。そのため、「ミドルレンジ」という立場を持っているiPad Airは価格の変動があまり起きなさそうですね。 そのため、従来通り7万円程度で購入できるようになりそうです。 ただ、個人的な意見としてはもうちょっと性能が低くても良いから5万円くらいで買いたいところです。
なんかここまで性能が高く価格が高いと、ちょっとだけ価格を上乗せしてiPad Proに手を出した方が良いのではないかと思っちゃいますね。
参考記事:https://www.notebookcheck.net/Apple-may-be-prepping-the-new-iPad-Air-5-featuring-an-A15-processor-and-enhanced-Center-Stage-front-cam-with-a-2022-launch-timeframe.593197.0.html