iMacといったら、2010年くらいからずっと変わらないデザインで、いつになったらiMacに新時代が来るのかと待ちくたびれていたのを覚えています。
そして2021年、新時代は突如として到来しました。全く新しいデザインに、IntelではないApple独自の処理装置。 この感動は今でも覚えていますが、もうあれから2年くらい経ってしまいました。
そろそろ新しいiMacが登場してほしいころですね。そんな皆さんに朗報です。ようやく2023年に新しいiMacが登場するという噂があります。
今回はそんな「iMac 2023年モデル」の噂情報を紹介していきたいと思います。
この記事の要点
- 新型のiMac 24インチモデルが早くて2023年の夏ごろ、遅くとも2024年の前半には登場する見込み
- M3という新型の処理装置が搭載され、性能は現行モデルよりも30%程度向上することが期待
- ワイヤレス・ストレージ等の他の仕様や、価格設定については特に変わらない見込み
iMac 2023年モデルの仕様
まず最初に、iMac 2023年モデルの仕様を紹介していきたいと思います。なお、あくまでもまだ噂情報です。
現時点で噂されている情報は上の通りですね。まだあまり情報が集まっていないようです。
※この表は噂情報が入る度に随時更新されていきます。
それでは上の表に載っている情報と、他の仕様について解説していきます。
ディスプレイ
サイズ
2010年から2020年までのおよそ10年間ほど、iMacは21.5インチ,27インチという画面サイズで戦ってきたわけですが、2021年のM1モデルで24インチという中途半端なサイズが採用されました。
これは、21.5インチモデルと本体のサイズ感を変えずにディスプレイのフレーム(ベゼル)をより狭めることで実現できたことですね。
そのため、本体のサイズ感自体はずっと変わっていないということになります。 つまりAppleはこのサイズ感を大切にしているので、恐らく本体サイズが変わるとは考えられないです。
よってディスプレイサイズを変更するためにはさらにベゼルを細くするなどの手しか残っていないですが、それは考えにくいということで、24インチディスプレイのままだと考えられます。
正直現行の24インチモデルのベゼルって業界では狭い方でもないので、技術的にはまだまだ細くできると思います。あえて細くしていないのにはそれなりの理由がありそうです。
その他機能
Appleはディスプレイに非常にこだわっています。現行品の24インチモデルについても、
24inch iMac 2021年モデルのディスプレイ
- Retinaディスプレイ(200 ppiを超える超高画素密度ディスプレイ)
- 500ニトの最大輝度
- 広色域P3
- 十億色対応
という、スマホに採用されるような高品質のディスプレイをパソコンにどどんと取り入れています。
この上、最新のMacBook Proについては最大120Hzの高リフレッシュレート機能に対応していたり、ミニLEDバックライトを採用しているなど、さらに高機能です。
しかしながらiMacはエントリーモデルであり、Mac ProやiMac ProなどのProモデルとは区別されます。ということで、新型iMacも高リフレッシュレート機能やミニLED仕様にはならないでしょう。
処理装置
パソコンで最も大事なパーツといえるのは処理装置でしょう。現行モデルについてはAppleの初めての独自チップ「Apple M1」が採用されています。
しかしもう既にM2という新型のチップが登場している上に、現在ではM3というさらに新しいチップについて噂されていたりします。 このように、M1チップはもう完全に過去のものになってしまっているようです。
iMacの新モデルとしてM2チップが採用される説もあるわけですが、M2チップが初めて導入されたのは2022年の夏ごろに登場したMacBook Pro 13インチモデル、及びMacBook Airであり、
今更、ましてやMacBook Airよりも高い性能を要求されがちなiMacにおいてM2チップが採用されるとは考えにくいです。 かといってM2 Proなどのハイエンドモデル用のチップがエントリーモデルであるiMacに採用されることも考えにくいです。
そこで、新型iMacにはM3チップが採用される可能性が最も高いと考えられます。
詳しい性能については後で言及しますが、M3チップにはTSMCの3nmプロセス半導体が採用される可能性が高く、電力効率が大幅に向上して性能も向上することが期待されます。
その他の仕様
その他の仕様については特に噂されていません。そして、2021年モデルとほとんど変わらない可能性が高いです。
カメラ
内カメラとしてStudio Displayに採用された12MPの超広角カメラが採用されるかもしれないという噂もありますが、エントリーモデルであるiMacに12MPという超高解像度の内カメラが採用されることはどうも想像できません。
内カメラへのこだわりはiMacよりもノートパソコンであるMacBookにいち早く導入されるべきですが、最新のMacBook Airにもそういった高機能な内カメラは搭載されていません。
ストレージ・メモリ
ストレージオプションについても、エントリーモデルということで最大2TBのままに抑えられそうです。
メモリについても、最大で16GBとなるでしょう。16GBというのは業界では決して多い方ではないので、AppleはiMacの性能をそこまで追求しない気でいるのが伝わってきます。
ワイヤレス
最新のMacBook ProではBluetooth 5.3やWi-Fi 6Eなどの最新の通信技術が取り入れられていたりしますが、MacBook AirではBluetooth 5.0、Wi-Fi 6のままです。
そして新型のiMacについても、Bluetooth 5.0、Wi-Fi 6のままの可能性が高いです。
iMac 2023年モデルの性能
性能についてですが、M3チップが採用されることになったとしたら以下のようになるでしょう。
ちょっと見にくいですが、「Apple M3」という行がiMac 2023年モデルの性能にあたります。そしてApple M1 ~というのが2021年モデルの性能です。
大体30%程度、性能が向上するのが期待されるということですね。そしてM1 Proチップを超え、M2 Proチップと同等の性能を保有するということになります。
加えて、より改善された電力効率によって、M2 Proよりも数十%少ない電力でこの性能を実現することができる見込みです。
現存するほぼすべてのCPUの性能値を基準とした偏差値についても61となっているので、パソコンとして性能が特別低いわけでもないし、高いわけでもないです。ちょうど良い性能と言えるでしょう。
この偏差値表については以下のページをご覧ください。
【毎日更新】4000個のCPUベンチマーク性能比較表【偏差値付き】
iMac 2023年モデルの登場時期
気になる登場時期ですが、早くて2023年の夏ごろに登場するかもしれないとのことです。
ただ実際のところ、2023年の後半頃か2024年の前半に登場する可能性も指摘されています。つまり2024年モデルになるかもしれないということですね。
iMac 2023年モデルの価格
気になる価格についてですが、特に変わらないことが予想されます。
つまり最小構成で17万円程度ということですね。iMacは一応エントリーモデルのパソコンということで、ちょうど良い性能、サイズ感、消費電力、配色となっているわけですが、価格が何ともちょうど良くないですね。
デスクトップパソコンとはいえ、最小構成で17万円は普通に高いです。
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参考記事:https://www.macworld.com/article/1484743/24-inch-imac-release-date-specs-m2-m3-processor-price.html
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