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iMac 2021年モデルの最新情報【Intel脱却?】

最終更新日:

2020年に新しいiMacシリーズが斬新なデザインをもって登場するぞという旨の噂が多数飛び交っていました。 そして実際に27インチモデルについては2020年モデルが登場しましたが、デザインは特に変わらず、若干処理装置などが変更されただけとなりました。

というわけで21.5インチモデルやiMac Proシリーズについてはここ一年間くらい全く更新されていないわけですが、2021年こそ新しいモデルが登場するだろうと、もうすでに噂されています。

2020年時点で噂されていたものとはちょっと異なり、「Apple独自チップ採用」などの特徴を兼ね揃えていますので是非ご確認ください。

 

 

この記事を2文で説明すると

  • 2021年にはAppleの独自チップを採用した21.5/27インチiMacに加え、新しいiMac Proが登場するかもしれない
  • ナノテクスチャガラスオプションの追加も期待される

2021年のiMacシリーズ

そもそもAppleが製造しているiMacシリーズデスクトップパソコンにはいくつかの種類があります。最も基本的なモデル「iMac」については21.5インチモデルと27インチモデルの二種類があり、基本的に21.5インチモデルの方が安く、27インチモデルの方が全体的に高性能になっています。

そして、こちらは2017年以来更新されていませんが、iMac Proというモデルも存在します。こちらは文字通りPro仕様となっていて、価格が高い分非常に高性能になっています(なお、現在でも最新モデルである2017年モデルは古いため、正直コストパフォーマンスがあまり高くなくなってきている)

 

そしてこれらのうち、2020年に更新されなかった21.5インチiMacが2021年に進化する可能性も大いに高いですが、一方でiMac Proについても2021年に更新されるのではないかとも議論されています。

また同様にして、なんだかんだで2020年に更新された27インチモデルについても2021年に刷新する可能性も考えられます。つまり、2021年は「iMacの年」になるかもしれないということですね。

 

 

iMac 2021年モデルのデザイン

今から紹介していくデザイン、および諸情報などは噂情報に基づいているものになりますのでご注意ください。 まずは現在のところ2021年のiMacシリーズについて噂されているデザインを紹介していきます。

 

iMac

 

iMac 2021 デザイン1
iMac 2021 デザイン2

デザインについては2020年から既にいくつか噂されていますが、大きく分けて三つ程度の傾向に分けることができるでしょうか。 デザイン1のようにiPad Pro風に(ベゼルレス) デザイン2のようにPro Display XDR風に(角ばっている) これまでと同じ

なんせ10年間も同じデザインを採用してきたので③も大いにあり得るわけですが、少しつまらないのでデザインが刷新される方向で話を進めていきましょう。まずは①のようにiPad Pro風になるという説ですね。 最新の噂ではこちらの方が取り上げられていたりするので今のところ一番濃厚な説かと思います。詳しくはこの後説明しますが、2021年モデルではIntelの処理装置ではなく、Apple独自のチップが採用される可能性が非常に高く、そういったときに従来よりも小型化することができるのと、既存のモバイルデバイス(iPad等) にデザインを近づける可能性が考えられるとのことでこのデザインになる可能性が指摘されています。 なんだかんだでベゼルレスデザインが流行っている時代ってのもあって、①は最も時代に似つかわしいと言えるでしょう。

一方で②については2020年に噂されていた物です。こちらは2019年頃に登場したMac Pro用の6Kディスプレイ「Pro Display XDR」と同じシルエットで、従来のiMacっぽく下部分にリンゴマークと余白を設けています。Pro Display XDR自体が新しいものではあるので何となくこのデザインも新しく見えますが、よく考えると従来のデザインから少し角ばっただけのように見えますね。

 

iMac Pro

iMac Proが登場する可能性はiMacに比べると低めですが、登場するとしたら以下のようなデザインになるのではないだろうかと議論されています。

 

iMac Pro 2021 デザイン

こちらのデザインは以下の記事で紹介したものになります。

iMac Pro 2020年モデルのデザインが斬新すぎると話題に

2020年モデルとか言っちゃってますが、結局2020年には登場しませんでしたね。噂って意外とそれくらいのレベルなんですね。

それはさておき、こちらのデザインは従来のiMac Proからはかけ離れたものとなっています。リンゴマークは欠かさず設置されていますが、ディスプレイを支える機構や本体の配色などがまるで違います。 詳しくは上の記事で紹介していますが、着脱可能なキーボードが下に取り付けられていて、この部分にMacBookシリーズなどをドッキングすることができるようになっている(予想デザインですが) とのことです。

 

 

iMac 2021年モデルの特徴

iMac Proについても登場する可能性はありますが、とりあえずここでは2021年に登場するであろう「iMac」シリーズの特徴について紹介します。なお、あくまでも予想・噂になります。

 

1.Apple独自チップ採用

やはり最も大きな変更点と言ったらこちらでしょうか。2020年からAppleは同社のパソコンシリーズ「Mac」の処理装置としてIntel社のものから自社独自のものへ切り替えていくことを発表しました。そして早速2020年の後半頃にはAppleの独自チップ「M1」を採用したMacBook Air及びMacBook Pro、Mac miniなどが登場し、従来のIntelモデルからはかけ離れたコストパフォーマンスを見せつけてくれました。 これらについては以下の記事をご覧ください。

13インチMacBook ProのM1/Intelモデルの違いを徹底解説【ARM vs Intel】

Apple独自のチップと言えば元々iPhoneやiPadなどに採用していたチップをベースにしているものですので何となくノートパソコンであるMacBookシリーズにのみ導入されるかと思われたりもしましたが、一部の製品のみIntel製処理装置を継続するという話はありませんので今後Mac ProまでもApple独自チップに切り替わっていきます。 そもそもMac miniは一応デスクトップパソコンですので、既にデスクトップパソコンにもApple独自チップが導入されてきているというわけですね。

となるとiMacシリーズのARM化(Apple独自チップ採用)は避けられないことでしょう。 既に登場しているARM Macについてはすべて「M1」という名前のチップが採用されましたが、iMacシリーズについてはM1とはまた異なる、更に高性能な処理装置が導入されるだろうとのこと。 いろいろな候補がありますが、そのうちの一つは「A14T」であり、また、「M1X」や「M2」などの候補も存在します。

【MacProレベル?】Apple M2チップの情報【ARM】

そのスペックとしては、M1チップよりもコア数が1.5倍程度増え、動作周波数も上昇してより「パソコンらしい」処理をスムーズに行うことができるようになるだろうとのこと。実際のところM1チップの時点で思った以上にパソコンの処理をスムーズに行うことができていますが、iMacなどの本格的なデスクトップパソコンに導入するとなると更なる進化が必要そうです。

 

2.GPUは内蔵

MacBookシリーズはまだしも、本格的なデスクトップパソコンであり、かつ高い解像度での作業に多く使われるであろうiMacシリーズについてはグラフィック性能は重要になってきます。現在のところAMDのRadeonグラフィックス(外付けGPU:dGPU)を採用していますが、残念なことにAppleの独自チップではこれらの外付けGPUをサポートできない可能性が高いとのことです。

そのため、Apple独自チップに内蔵されているグラフィックスが利用される形になるかもしれません。しかし、M1チップの時点でグラフィック性能はそこそこ高いですので、iMac用のチップにて更にグラフィック性能を意識すればもはやAMDのRadeonグラフィックスの力を借りる必要はなくなるかもしれません。

 

 

3.ナノテクスチャガラスオプション

2020年に登場したiMac 27インチモデルではiMacとしては初めて「ナノテクスチャガラス」オプションが導入されました。ナノテクスチャガラスオプションでは従来の光沢感あふれる画面に対して、表面がすりガラスのように非光沢気味になっていて画面への(自分の)映り込みを防止します。 こちらは2019年に登場したMac Pro用のディスプレイ「Pro Display XDR」ではじめて導入されたオプションです。 2020年のiMac 27インチモデルではナノテクスチャガラスへのアップグレードに5万円も追加費用がかかりますが、非光沢ディスプレイが好きな人にとっては重宝されるオプションでしょう。ただ、正直なところ完全に光沢なディスプレイの方が画面全体に曇った感じが無く、くっきりと見える感じがするという意見が多く、また、市販のパソコン用モニターのほとんどが非光沢ディスプレイを採用しているということもあって、このオプションの需要はあまりないかもしれません。(なお、厳密にはナノテクスチャガラスは市販モニターの非光沢感よりも上品な感じらしいです)

ただ、一定数は売れているということでほぼ確実に2021年に登場するiMacでも導入されるかと思います。

 

ナノテクスチャガラス(左) 通常のガラス(右)
出典:The Verge

価格

例年のiMacのアップグレードではそこまでの価格変動は見られませんでしたが、今回はなんせAppleの独自チップが採用されるなどの変更点を持ち合わせているため価格の予想は難しいところです。 ですが、2020年に登場したApple独自チップを採用したMacBook Airなどでは価格はそのままとなりました。そのため、2021年に登場するであろうiMacシリーズについても基本的には価格はそのままとなるでしょう。しかしApple独自チップを採用することによってパフォーマンスが格段に上昇することが期待されますので、コストパフォーマンスは高くなるだろうと予想できます。

また、Intel iMacをまだ手に入れたい人のために2019年モデルのiMacは当分の間購入できるようになるだろうと考えられます。

 

 

登場日

このiMacシリーズの登場日についてはまだ細かくは議論されていませんが、夏ごろになる可能性が考えられます。

 

参考記事:https://www.tomsguide.com/news/imac-2021-release-date-price-design-apple-silicon-leaks


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