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【復活】12インチMacBook 2020年モデルの情報【ARM】

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AppleのMacシリーズパソコンは年々新しいモデルが登場し、絶えず進化しています。でもそんな中でそろそろ忘れられつつあるのが「MacBook(無印)」というモデルです。 他のMacBookシリーズに比べると非常に薄くコンパクトであるというのが売りでしたが、近年ではさして変わらず、性能が低いというのもあっていつの間にか立場を失っています

ですがそんな無印MacBook 12インチモデル新モデルが2020年内に登場すると噂されています。 この記事ではその噂情報を紹介していきます。

なお、情報はすべて噂であり、この仕様がそのまま採用されるとは限りませんし、もしかすると登場すらしないかもしれません。

 

 

この記事を2文で説明すると

  • MacBook(無印) 2021年モデルにはARMベースの独自チップが搭載される
  • 使い心地はパソコンというより「モバイル」に近くなり、iPad Proとの区別がつけられなくなる可能性も考えられる

デザイン

具体的なデザインについては実はまだそこまで言及されていません。しかしこれから紹介する噂情報を基に考えると、他のMacBookシリーズ(MacBook AirやMacBook Pro)と比べるとかなりコンパクトなデザインになるのではないかと考えられています。

 

MacBook 2017

上の画像は最新モデル(2017年)のものになりますが、2017年の時点でここまでコンパクトに仕上がっています。そして噂の2021年モデルでは更に薄型になり、逆にMacBook Airの立場が無くなってしまうのではないかレベルでしょう。

ちなみに最新の噂ではこの12インチMacBookに非常にワイドなトラックパッドが搭載されるのではないかとの事です。

米国特許より

特許によると、Appleは上のようなデザインのMacBookを計画している可能性があります。トラックパッドはかなり広がっていて、腕の下まで存在します。特大ジェスチャーが可能になるかもしれませんが、おそらくジェスチャーというよりはiPadのようなタッチ操作がしやすくなるのではないかと言われています。ARMベースということでよりスマートデバイスに近いパソコンになりますので、このような特徴があるのも不思議ではないでしょう。

 

 

特徴

デザインについて言及したところで続いて本体内部の特徴を説明していきます。

 

ARMベースのAシリーズチップ搭載

これはだいぶ前から噂されていることです。AppleのMacシリーズパソコンでは、iMac等も含めてIntelのプロセッサが採用されてきました。しかし近年ではIntelのプロセッサの開発に遅れが生じているのに加えて、そもそも単純な性能値ではIntelのプロセッサよりもAppleが製造しているARMベースのAシリーズプロセッサの方が高いという事態になっています。

そこでこのMacBook 2021年モデルでは何らかのAシリーズチップが採用されると考えられています。

ちなみにARM Macについては実際にAppleからいくつか発表があり、その実態が明らかになりつつあります。

ARMベースのMacに期待されること4選【新時代の幕開け】

 

[dic term=”ARMアーキテクチャ”]

 

具体的には、ARM Macのサンプル機に搭載されているA12Zなどのチップではなく、iPhone 12シリーズに搭載予定の「A14」チップをベースとする「A14X」チップが搭載されるのではないかと噂されています。ただしこの12インチMacBookの立ち位置が一応「エントリーモデル」であることを考えると、筆者としてはA12Zチップに近いものが搭載されるのではないかと予想しています。また、iPhone 12シリーズが登場するのは2020年の秋だと言われていますので、そうなるとA14Xチップを搭載しているMacBookを2020年内に発売するのは難しいのではないでしょうか。

 

新しいmacOS

ただしARMベースのチップを採用するとなると、OSから改装しなければなりません。というのも元々ARMアーキテクチャは単純な処理が想定されるモバイル向けとなっていますので、パソコン向けのOSとは相性がよくありません

そのためARM Macにも対応できるようなOSが必要になってきます。Appleは実際にARMベースのMacについて発表し、同時に「Big Sur」と呼ばれるOSまで発表しました。

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より進化したセキュリティチップ

これまではIntelの純正プロセッサを使用していましたので、Apple独自のセキュリティ機能を搭載する際にメインプロセッサとは別のチップを搭載する必要がありました(T2チップ等)

しかしAppleがそのチップをも製造するとなると、中にどんな独自機能でも埋め込めるようになるでしょう。

例えばApple独自のチップを搭載したiPhone 11シリーズ等においては顔認証(Face ID)の情報をチップ自体に保存します。

 

[dic term=”Face_ID”]

 

ですがMacシリーズにおける認証情報(指紋認証:Touch ID)はプロセッサとは別に用意したT2チップ等に格納されていました。 そこでiPhone 11シリーズ等と同じようにApple独自のプロセッサを搭載してしまえばこれらを一つにまとめることができるのです。 そしてセキュリティ機能も向上するでしょう。

 

12インチディスプレイ

ディスプレイについては従来の無印MacBookを受け継ぐでしょう。11インチのMacBook Airはとっくに無くなりましたので、今となっては12インチが最小となります。 ですがもちろん高密度なRetinaディスプレイが採用され、小さな画面ながらもかなりの作業性を提供してくれることでしょう。

 

最大16GBのメインメモリ・最大1TBのストレージ

現在MacBookシリーズで最も安いMacBook Airについてはメインメモリオプションが8GBから16GBまであります。同様にして、この12インチMacBookにも最大で16GBのメインメモリオプションができると考えられています。立ち位置的に、それ以上大容量なメインメモリは必要なさそうですね。

また、ストレージについては256GBから始まり、1TBが最大になると言われています。他のMacBookに比べると少ない方ですが、立ち位置的に妥当なオプションだと言えます。

 

長いバッテリー持ち時間

従来のMacBookよりも更に小型なデザインになると考えられていますが、ARMベースの処理装置ということもあり、モバイル性能は非常に優れることが期待されています。その要素の一つとしてバッテリーの持ち時間があります。

従来のMacBookはどれも10時間程度の持ち時間となっていますが、このARMベースの12インチMacBookについては20時間程度になるのではないかと言われています。10時間程度だと一日中使用する時は多少の不安感がありますが、20時間も持てば一日中使っていても全く問題なさそうですね。

 

バタフライ式キーボード

数年前からMacBookシリーズにはとても薄い「バタフライ式キーボード」というものが採用されてきましたが、評判があまり良くなかったということもあり13インチのMacBook Proを最後にすべての現行品MacBookシリーズがシザー式キーボードへと戻りました。 しかし12インチMacBookについては従来のMacBook Air等よりも小型なデザインを採用し、よりモバイルデバイスとしての機能性を高めていくと考えられていますので、キーボードについてもより薄型である「バタフライ式」を採用するのではないかと言われています。

シザー式は打鍵感がしっかりしている代わりにキーストロークが1mm程度になっていますので、薄型を求めている12インチMacBookにはあまり適していないということですね。

 

USB Type-Cポート1つ

そして従来のMacBookシリーズのようにUSB Type-Cポートが搭載される見込みですが、そのポート数がたったの1つになるかもしれないと言われています。iPad Proなどでもまだ1ポートだけなので、少し似ていますね。

 

 

[dic term=”キーストローク”]

その使い心地とは?

ここで気になるのが、ARMベースになったところでどのような使い心地になるのかということでしょう。

 

持ち運び

何回か説明しましたが、ARMベースになることでMacBook Airシリーズ等よりも確実にコンパクトなサイズになることが予想されます。その分スピーカー等へのこだわりは薄くなると考えられますが、外に持ち運ぶのにはもってこいな「モバイル端末」になるでしょう。その重さは1 kgをきるのではないかとも考えられます。

また、先ほど説明した通りバッテリーの持ち時間が従来のMacBookよりも長くなると期待されているので、より持ち運びやすくなりそうです。

 

OS

OSの使い心地については先ほど少しだけ説明しましたが、おそらく現状のMacBookのような使い心地を確保するのは難しいでしょう。 ARMベースになることで少なからず、行える作業が制限されます。最近のARMアーキテクチャは非常に優秀ではありますが、あくまでもモバイル向けです。

ただし多くの人にとってはむしろ使いやすくなるのではないかと思います。操作感覚がスマートフォン系統に近づき、「App Storeからアプリを入れる」という志向になるでしょう。 その反面、開発者のような人には向かないかもしれません。

ただしこのような使い心地になると、もはやiPad Proを購入する方が良いのではないかとも考えられてきます。

まだARMベースのMacBookが登場していないので何とも言えませんが、もしもここで言及したような仕様で登場したら、一体iPad ProとMacBookをどう区別してほしいのかよくわからなくなりますよね。 ただ一つ確実に言えるのは、AppleはiPad ProをノートPCのように使えるようにしようとしているということです。

 

 

発売日

ARMベースのMacBookは2020年内に発売されると考えられています。

そして新しい無印MacBookとして、MacBookシリーズの代名詞のような存在になっていくことでしょう。というか本来、無印であるMacBookはそのような存在でないとややこしいですね…笑

また、価格についてはMacBookシリーズの中で最も安くなり、従来のMacBook Airよりも安価になると予想されています。具体的には799ドルという説が浮上していて、日本円に換算するとだいたい8.5万円程度です。


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