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【どんな人におすすめ?】iMac vs Mac mini 徹底比較

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iMacMac mini一体型PC小型デスクトップPCということでモノは全く違います。ですが両方Appleのデスクトップパソコンです。

そういうわけで両者でどちらを購入すればいいのか? どちらが自分に合っているのか迷ってしまう人は少なくないはずです。 そこでこの記事では最新のiMacMac mini比較し、どのような人に向いているのか解説していきます。

ここで紹介していくのはiMac 21.5インチ  2019年モデルMac mini 2020年モデルです。

 

 

ズバリ! iMacとMac miniはどんな人におすすめ?

  • iMacは通常用途でゲームなどもしたい、でもそこまで大量のデータを扱わないという人におすすめ
  • Mac miniはゲームはしない、そして大量のデータを頻繁に管理し「サーバー」のように使う人におすすめ

デザインを比較

それではまず最初にデザインを比較していきます。

 

iMac

iMac 2019

iMac 21.5インチ 2019年モデルのデザインはおなじみのスタイルです。今の時代には似つかわしくない太いベゼルに、なかなか高水準な4K Retinaディスプレイ

そして下の方にはAppleのリンゴマークがついていて、全体的にシンプルなつくりに見えます。というかiMacに限らず基本Apple製品はシンプルなデザインですね。 同じようなデザインは10年以上前から採用されていますね。厳密には若干変わっているようですが、私が持っているiMac 2011年モデルも正面から見たらほぼ同じです。

 

私が持っているiMac

そして背面には端子類とリンゴマークがあります。

ただ、2020年に登場するかもしれない新型iMacはデザインが斬新になるとのうわさもあります。

2020年のiMacシリーズ情報【斬新なデザイン?】

 

 

Mac mini

 

Mac miniにはそもそも論ディスプレイが搭載されていないのであまり比較にもなってないですが、シンプルなデザインにリンゴマークが入っているという点では同じですね。

配色はiMacはシルバーだったのに対してこちらはスペースグレイとなっていて、どこか落ち着いた雰囲気を醸し出しています。 具体的なサイズについては後程解説しますが、文字通りパソコンとしては圧倒的にコンパクトなのもMac miniの特徴です。

そのためデザインを重視するというか、むしろパソコン自体目立ってほしくないという人には向いているかもしれません。

Mac miniについては背面に端子類があります。

 

 

技術仕様を比較

続いては見た目だけでなく「内部」の技術仕様にまで目を向けていきましょう。

ここではBableTechが最近取り入れた新機能「技術仕様比較システム」を使います。初めてですね笑

 

[spec product=”Apple_iMac_21_5インチ_2019@@pc__AND__Apple_Mac_mini_2020@@pc”]

それではそれぞれ解説していきます。

 

CPU(プロセッサ)

 

[dic term=”CPU”]

まず最初は中央処理装置CPUについてです。CPUについては実は両者でほとんど違いがありません

Mac miniの方には「B」がついていますが、これはデスクトップ向けのCPUをモバイル向けにするために改造した印で、実質的に両者に違いはありません

 

[visualizer id=”10802″]

こちらはGeekbench v5のマルチコア性能になりますが、誤差程度の違いは生じているものの大きな違いは見られません

 

 

グラフィックス

 

[dic term=”GPU”]

主にゲームの時に活躍するグラフィック処理性能については大きな違いが出ています

iMacではAMDのRadeonシリーズGPUが採用されているのに対してMac miniではCPUに付属している内蔵グラフィックスのみが使われています。

性能の違いとしては以下の通りです。

 

[visualizer id=”10804″]

やはりCPU内蔵グラフィックスを採用しているMac miniに比べるとdGPU(外付けGPU)を採用しているiMacの方が優秀です。最上位のVega 20を選べば最新のゲームをあまり設定を上げなければ快適にプレイすることができるでしょう。

そのため、ゲームプレイや動画編集等を望んでいる人はiMacを購入するのがおすすめです。ただ、仮にiMacの最高オプションを選んだとしてもゲーミングPCを名乗れるほどのゲーミング性能はありませんので、ゲームだけをやりたい人はゲーミングPCを購入しましょう

また、Thunderbolt接続の外付けGPUを用いれば両者とも生まれ変わったグラフィック処理能力を手に入れることができます。

外付けグラフィックボードとは? その仕組みまで徹底解説【図解】

 

 

最大映像出力

最大映像出力についてはグラフィック処理性能が高いiMacの方が優秀かと予想されましたが、実際のところMac miniの方がHDMIポートを保有している分多くのモニターに出力することができます。 ただよくよく考えてみるとiMacは4Kのディスプレイを内蔵していますので、実質表示できるモニター数は同じです。

そのため、内蔵ディスプレイを使わず、他のディスプレイを接続したいという人はMac miniを選ぶべきです。

Mac miniはHDMIポートがあるので汎用性が高いですが、iMacも変換アダプターを使えばHDMI出力をすることもできます。

 

 

メインメモリ

[dic term=”メインメモリ”]

メインメモリについては大きな違いはありませんが、iMacは64GBまでのオプションが存在します。

正直Mac Proでもないのに64GBを使いこなせる人がいるかはよくわかりませんが、どうしても64GBを選びたいという人はiMacの方が良いのかもしれません。

 

 

ストレージ

ストレージについては大きな違いがあります。Mac miniにはSSDのオプションしかありませんが、iMacにはHDD,Fusion DriveとSSDのオプションがあります。

Fusion Driveというのはこの記事で詳しく説明していますが、HDDとSSDを組み合わせたドライブです。HDDはSATA 3接続となっていますが、SSDは別の場所に設置されていてApple独自の接続方式をとっています。

iMacでSSDオプションを選んだ時もそのスロットが使われるわけですが、おそらくPCIeに近い接続となっているためその速度はMac miniのSSDと変わらないでしょう。

ただ、なぜかiMacでは1 TBまでしかオプションが無いので、写真や動画などを大量に保管したい人はMac miniの方がおすすめです。

 

 

接続端子

端子の違い
(クリックして拡大)

配色の違いから多少見にくくなっていますが、両者の接続端子としてはこのようになっています。

iMacではUSB Type-A 4ポート,Type-C 2ポートなのに対して、Mac miniではUSB Type-A 2ポート,Type-C 4ポートとなっています。

ですが各端子の機能は全く同じです。

そしてMac miniには映像出力端子としてHDMIポートが付いています。そしてUSB Type-C端子と合わせて合計3画面まで出力できるようです。

そしてiMacについてはより机の上で使ってもらうことが想定されているのか、SDカードスロットまで装備されています。

そのため、外部ストレージなどを多く接続したい人はMac miniを、それ以外の人は基本iMacを選べば大丈夫だと思います。また、イーサネット端子についてはMac miniだけ特別に10ギガビットイーサネットをオプションで選択することが可能です。そのため総合的に見ると、サーバーのような使い方に適していると言えます。

 

 

ワイヤレス通信

ワイヤレス通信についてはMac miniがBluetooth 5.0を採用している点以外は同じです。 iMacも次のモデルで確実にBluetooth 5.0に対応すると思いますが、現時点でどうしてもBluetooth 5.0が使いたい人はMac miniを選ぶほかないでしょう。

Bluetoothの世代別の特徴については以下の記事をご覧ください。

【1.0-5.2】Bluetoothバージョン別の特徴まとめ

また、Wi-Fiについては両者とも最新の「Wi-Fi 6」ではなく「Wi-Fi 5」となっています。

サイズ・重量

両者で全く形状が違うのでサイズも重量も比べるものではありませんが、意外にも奥行きはiMacの方が短くなっています

そのため、iMacを選んだからといって置き場所に困るということはあまりなさそうです。

 

 

価格を比較

それでは最後に価格を比較していきましょう。

様々なオプションで比較してみました。

 

  iMac 21.5インチ 2019 Mac mini 2020
最小構成 i3,8GB,1TB HDD i3,8GB,256GB SSD
価格 142,800円 82,800円
     
同じ条件 i3,8GB,256GB SSD i3,8GB,256GB SSD
価格 162,800円 82,800円
     
最高構成 i7,32GB,Vega 20,1TB SSD i7,64GB,2TB SSD,10Gb,
価格 329,800円 222,800円

 

最小構成時についてはディスプレイが無い分Mac miniの方が圧倒的に安くなっています。この時CPUメインメモリは同じです。 ただ、iMacでは最小構成でもRadeonグラフィックスが搭載されているのでグラフィック性能が圧倒的に高いです。

でもMac miniではSSDが搭載されているのでどっこいどっこいでしょう。

問題はこの安いMac miniを購入してディスプレイとキーボード、マウスにどれだけお金をかけるかです。4Kモニターは通常4万円以上しますから、21.5インチの4Kモニターを購入するくらいならiMacの方が良いですね。

 

そしてオプションを揃えた時ですが、iMacはSSDに換装すると価格が跳ね上がりました。一応この構成でもiMacの方がグラフィック性能は高くなっていますが、ほぼ倍と言って良い差があるのでSSDを希望するくらいならMac miniを購入した方が良さそうです。

それかiMacを購入して自分でSSDに換装するという手もありますが、非常に高度なテクニックが必要なので避けたいところです。

 

 

まとめ

それでは両者の特徴を洗い出していきましょう。

 

  iMac Mac mini
グラフィック性能 高い 低い
ストレージ SSDにすると価格急上昇 標準でSSD、大容量化可能

 

正直両者の違いが顕著に出ているところはこれくらいしかないですね。

 

こんな人におすすめ「iMac」

 

  • ゲーム・動画編集をしたい
  • 大量のデータを扱わない
  • ディスプレイやキーボード等特にこだわらない

 

iMacは比較的グラフィック性能が高いのでゲーム・動画編集用途におすすめです。また、ゲームや動画編集はそこまでストレージ性能が必要ないのでiMacが活躍できるでしょう。

また、大量のデータ保存には向いていないので居ないとは思いますがサーバーのように使うことには向いていないでしょう。

そして最初からディスプレイが内蔵されている上にキーボード、マウスも付属しているので届いたらすぐに使いたいという人にはおすすめです。

 

 

こんな人におすすめ「Mac mini」

 

  • ゲーム等高いグラフィック性能を必要とする処理を行わない
  • サーバーのように大量のデータを頻繁に管理する
  • 外付けディスプレイを大きいものにしたい、あるいはそもそもディスプレイは使わない

 

Mac miniには高いグラフィック性能が備わっていないのでゲーム用途には確実に向いていないです。ただ画面を映したいだけの人におすすめでしょう。

そしてオプションで強力なイーサネット接続、大容量かつ高速なSSDを選べるのでサーバーのように大量のデータを頻繁にやり取りする人に向いています。また、USB Type-Cポートが多いので高速の外部ストレージを接続することも可能です。

そして外付けディスプレイを21.5インチよりも大きいものにしたいという人や、逆に外付けディスプレイはほぼ使わないという人にもおすすめです。

大きいディスプレイが欲しいという理由だけでiMac 27インチモデルを購入してしまうとかなり無駄に出費することになるので、それだったらMac miniの方が良いでしょう。

また、サーバーのように使う場合は最小限のディスプレイで済みますので内蔵ディスプレイが付いていないMac miniがおすすめです。iMacは内蔵ディスプレイにかなりコストをかけられていますからね。

実際にMac miniはサーバーとして使われていたりもするみたいです。

 

ここまで読んでもどちらが良いかわからないって人はiMacで大丈夫だと思います。基本iMacで、Mac miniにする理由が見つかったらMac miniを購入するというスタイルが良いと思います。

 

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