先日Appleから興味深い発表がありましたね。それは長年にわたって噂され続けてきた新型iMacについてです。
生まれ変わった24インチiMacを徹底解説【まるで大きいiPad】
21.5インチモデルが24インチに生まれ変わったわけですが、こちらでは圧倒的に新しいデザインが採用されました。2019年から一切更新がなかった21.5インチモデルに波が来たというわけですね。そしてiMacといえばもう一つ「27インチモデル」というものが存在しますが、そちらも新しいモデルが登場するのではないかと噂されているのでそちらの特徴について現在噂されている範囲で紹介していきましょう。
この記事を1文で説明すると
- 2021年には、27インチiMacあるいは新型iMac ProがApple独自チップ「M2」を載せて登場するかもしれない
24インチモデルの進化をまとめてみる
以前にAppleから、今後のiMacにはIntel製ではなくてApple製の独自の処理装置を採用していくと発表されました。それからMacBookシリーズやMac miniが更新され、こないだいよいよiMac 21.5インチモデルも更新されました。iMac 27インチモデルの方が21.5インチモデルよりもハイスペックな印象にありますが、iMacシリーズには「Pro」モデルが存在するので27インチモデルは21.5インチモデルの仲間です。 そのため21.5インチモデルの進化は27インチモデルの参考になるだろうということで、こないだの21.5インチ→24インチモデルの進化を振り返ってみましょう。
生まれ変わった24インチiMacを徹底解説【まるで大きいiPad】
本体サイズは大きくなったどころかむしろコンパクトになったくらいで、その分ディスプレイの枠(ベゼル)がスリムになりました。全体的な見た目も変わり、カラーバリエーションも増えましたね。

また、スピーカーや内カメラなども進化しました。そしてなんといっても、処理装置としてIntel製のものではなくてApple独自のARMアーキテクチャ採用チップ「M1」が採用されました。こちらはすでにMacBook AirやPro、そしてMac miniなどに採用されていますね。 それらと型番は同じですが、もしかすると動作周波数などに差異があり、iMac版の方が若干性能が良くなっているかもしれません。 なにがどうであれ、M1チップはMacBook Airに載せるには高性能すぎたくらいの代物ですので一応21.5インチiMacから進化したといえるでしょう。
27インチiMac 2021年モデルの特徴
24インチiMacへの進化についてまとめたところで続いて、27インチiMac 2021年モデルの特徴について説明します。なお、現在なされている噂情報になります。
画面サイズは27インチ
21.5インチモデルが24インチになったので27インチモデルについても30インチくらいになるかとも考えられますが、正直27インチのままかと思います。おそらく大きくなるなら31.5インチなどになると思いますが、それだとさすがに画面が大きすぎて使い勝手が悪くなるでしょう。27インチの時点で大きすぎると感じる人もいるくらいですので、おそらく画面サイズはそのまま、本体サイズを小さくしていく方にシフトするかと思います。
そうするとその本体サイズは24インチモデルよりも一回り大きいくらいになります。そのためもしかすると27インチモデルの立場が失われてiMacが24インチモデルのみになり、加えて27インチのiMac Proに新モデルが登場するかもしれないです。
デザイン
もしもiMac 27インチモデルという名前で発売されるのなら、そのデザインはほぼ確実に24インチモデルに近いものになるでしょう。これは従来の21.5インチモデルと27インチモデルの関係をみてもわかります。つまり27インチモデルについてもカラーバリエーションが豊かになりつつ、ベゼルレス設計、そして前面のアップルマークが排除されるなどして24インチモデルと同じデザインになります。
ただ、先ほど説明した通りiMac 27インチモデルという名前ではなく、Pro仕様の立場に立って「iMac Pro 27インチモデル」という名前になるかもしれません。 この場合はデザインは大きく変わるでしょう。 なんだかんだで従来のものについてはiMacとiMac Proのデザインは色以外そこまで変わりませんでしたが、次期iMac Proのデザインについては以前から噂されていたものがありますので、iMacシリーズとは別にそのデザインになる可能性も否めないです。
iMac Pro 2021年モデルのデザインが斬新すぎると話題に

このデザインについて噂され始めてからはや1年が経ちますが、他に新型iMac Proについてのデザインは考案されていません。薄型でベゼルレスになっているあたり、24インチiMacとの共通点があるのでこのデザインもなかなかポテンシャルがありそうです。
処理装置
この記事で一番伝えたいのはこちらです。このままいったら27インチモデルについてもApple M1チップが採用されることになりそうではありますが、さすがにそれはないと思います。少なくとも画面解像度は5K以上になる上に、従来通りの立ち位置でいくと27インチiMacはより高い性能を求めている人用になりますので、M1チップだとカバーすることができないでしょう。 実際に、最新のiMac 27インチモデルの最高構成時よりもApple M1チップの方が低性能となっていて、性能不足感があります。
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上のグラフの一番左の「2021」がApple M1チップを搭載している24インチiMacの性能を表しています。
また、24インチモデルと同じチップを利用してしまったら差別化を図ることができないのでまずありえないでしょう。そこで、新しくApple M2チップなどが採用されるのではないかといわれています。 もしくはApple M1Xのようなチップ名になるかもしれません。とりあえず新しいアーキテクチャやより高い消費電力である処理装置が採用され、24インチモデルやMacBookシリーズに差をつけるようになるかと思われます。
【MacProレベル?】Apple M2チップの情報【ARM】
そして先ほどから話している通り、27インチiMacではなくて新型のiMac Pro(27インチ)が代わりに登場する可能性も考えられるわけですが、そうなったとしたら確実にApple M2チップのような次世代のものが搭載されることになるでしょう。
登場時期
27インチモデルは2020年に更新されたばかりなので2021年も更新されるのかは謎ですが、iMac Proについては長年更新されていませんので2021年中に登場するかもしれません。
完全に予想話ですが、2021年後半頃にM2チップを搭載した16インチMacBook Proのようなものが登場し、同じチップを搭載したiMac 27インチモデルあるいはiMac Proが登場するのではないかとも考えられますね。