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【M1 Ultra】Mac Studioの神性能をどうしても説明したい【RTX 3090】

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2022年の春にAppleから新しいデスクトップパソコンシリーズが発表されました。その名も「Mac Studio」です。既存の小型PC「Mac mini」と同じ底面積でありながら高さが2.6倍となっている少しサイズアップしたMac miniのような筐体ですが、その仕様については以下の記事で詳しく解説しております。

【小さいMac Pro】Mac Studioの魅力を徹底解説【miniとの違い】

少しサイズアップしたMac miniとともに、私はこのパソコンに「小さいMac Pro」という異名をつけました。見た目から判断するとMac miniの進化版といった感じですが、中身を考えるとそれはもうMac Proの最新版といった感じで、とてつもない性能を保有しています。

この記事ではそんなMac Studioの神性能をどうしても示したいということで、最高スペックなWindowsパソコンと比較していこうと思います。

 

 

最高スペックMac Studio vs 最高スペックWindows PC

それでは早速、両者を比較していきたいと思います。まずは軽く仕様についておさらいしましょう。

 

Appleチップ史上最強「M1 Ultra」搭載Mac Studio

まずはMac Studioのスペックについてです。Macといえば数年前までIntel製のチップを搭載していましたが、数年前からApple独自のチップが使われるようになりました。そして最初に導入されたのがM1という名前のチップですが、こちらをMac Studio用に進化させたのが「M1 Ultra」チップです。M1チップといったらMacBook AirやMacBook Proなどのコンパクトなパソコンに搭載させるイメージですが、こちらは打って変わってバリバリのモンスターPCに採用するようなチップとなっております。にもかかわらず、消費電力が比較的少なく、電力効率まで考えられているから優秀です。

そしてM1 Ultraチップには20コアのCPUが搭載されている上に、64コアのモンスターGPUまで搭載されていて(48コアのモデルも存在するが)、ゲームまで楽しむことができます。高性能なCPUとGPUを兼ね備えているデキる処理装置なのです。

ちなみに今回参考として、処理装置性能はMAXにするものの、メモリは64GB、ストレージは1TB SSDとします。

そしてお値段およそ70万円(2022年8月現在)となっています。

 

最新Core i9 & RTX 3090搭載のWindows PC

そしてWindowsパソコンの方ですが、こちらはIntelの中でも現在最強のCPUを搭載しているものになります。それはIntel Core i9-12900Kで、16コア24スレッドとなっています。そしてグラフィックボードはNvidiaのGeForce RTX 3090で、こちらも現行のグラフィックボードの中では最高級のものになります。

また、メインメモリは64GB、ストレージは1TB SSDとなっています。この辺はMac Studioの方に合わせました。そして価格ですが、今回パソコン販売店の中でも特に安く、いろいろカスタマイズすることができると話題の「パソコン工房」のものを参考にしてみました。

なお、パソコン工房については以下のページで詳しく紹介しているので是非ご覧ください。

おすすめの自作パソコン組立キット3選【2021年最新】

 

そして今回、Core i9-12900K,RTX 3090搭載のものをベースに、少しカスタマイズしました。その結果総額は51万円程度となり、Mac Studioに比べるとだいぶ安くなっています。

https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=881101&ref=geforce_rtx3090_level

 

パフォーマンス・価格以外の差

一応値段だけで見ると20万円も異なっていますが、見た目も機能もOSも異なれば、そのパフォーマンスも異なっているのでどちらがコスパが良いかは一概には決定できません。 例えばMac Studioの方が圧倒的にサイズが小さく、体積で比較したらMac Studioの方はおよそ14分の1程度となっています。また、搭載されている電源のサイズも異なり、Mac Studioの方が省電力であり、単純な出力比で言ったらMac Studioの方が2分の1程度の電源となっています。これは単に電源装置の大きさの差というだけなので実際の消費電力の差を示しているわけではありませんが、それくらいMac Studioの方は省電力ということでしょう。

パーツの取り付け、交換などの拡張性については自作パソコン用のパーツで組み立てられているパソコン工房のものの方が圧倒的に優秀ですが、Mac StudioにはThunderbolt 4ポートが搭載されているなどして、外部拡張性が非常に高いです。 この辺は正直、そこそこパソコンを改造したいのかそうでないのか、コンパクトな見た目の方が好きなのかそうでもないのか、使う人それぞれって感じですね。

 

 

Mac Studioのパフォーマンス

それでは本題に移って、Mac StudioのパフォーマンスについてWindows PCを比較しつつ示していきたいと思います。

 

CPU性能

まず最初にCPU性能です。ここでは異なるプラットフォーム(スマホとPCなど)同士でも比べることができたりと、非常に使い勝手の良い「Geekbench v5」を参考にします。ちなみにGeekbenchの結果表は当サイトで超わかりやすくまとめていますので良かったらご覧ください。

【毎日更新】1200個のCPUベンチマーク性能比較表【Geekbench】

こちらはデータを毎日更新していまして、常に最新のCPUの性能等を知ることができるようになっています。

そしてGeekbench v5でM1 UltraチップとCore i9-12900Kと比較してみたところ、こうなりました。

 

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このようになっていて、シングルコア性能だとCore i9-12900Kの方が若干高いものの、マルチコア性能だとM1 Maxチップの圧勝となっています。IntelのCoreシリーズの中でも現行の最強のCPUであるはずの12900Kがここまで負かされているというのは非常にすごいことです。ゲームなどの処理においてはシングルコア性能が重視されますが、あらゆるビジネスで活躍するのは基本的にマルチコア性能が高い処理装置といっても過言ではないでしょう。いろいろな作業を同時に快適に行うことができそうです。

 

GPU性能

続いてはグラフィック性能についてですが、こちらはShadow of the Tomb Raiderというゲームのベンチマークで比較してみます。

 

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このようになりました。ゲーム性能ではNvidia RTX 3090の方が結構リードしています。M1 Maxもこの消費電力、このサイズにしては相当頑張っている方ですね。RTX 3090の性能が極端に高すぎるということもあって、M1 Maxチップの性能が低く見えますが、RTX 3080と同等以上の性能にはなっているので最新の3Dゲームでかなり設定をあげてもサクサクプレイすることはできるでしょう。6K解像度でのゲームプレイも夢ではありません。必要にして十分なグラフィック性能といえます。

 

 

これらの性能があの小さな本体で実現できていると考えると驚きですよね。一応存在的にはMac miniの進化版でMac Proには及ばないといった感じなので、Windowsのモンスター級デスクトップパソコンと比較するのもおかしいのですが、なかなか良い戦いをすることができました。 Mac Studioのおすすめの構成や仕様の解説については以下の記事で詳しく行っていますので、ぜひご覧ください!

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