ついにAMDから第三世代Ryzen 3プロセッサと、第三世代Ryzen CPUをサポートするB550チップセットが発表されました。 どちらも「コスパ」が重視となっているパーツになりますので、組み合わせれば格安ゲーミング環境を作成することができるでしょう。
では両者の魅力を伝えていきます。
ここがチャームポイント!
- Ryzen 3-3300XはZen2アーキテクチャを採用し、4コア8スレッドで最大4 GHzまで達する
- B550マザーボードでは格安でありながらPCI-Express 4.0をサポートする
Ryzen 3-3300Xの魅力
この度AMDから発表された第三世代Ryzen 3シリーズはRyzen 3-3100とRyzen 3-3300Xになります。 私としてはこのうちの「Ryzen 3-3300X」に魅力を感じています。 ではそれぞれの仕様を振り返ってみましょう。
Ryzen 3-3100 | Ryzen 3-3300X | |
---|---|---|
アーキテクチャ | Zen2 7nm | Zen2 7nm |
コア/スレッド | 4/8 | 4/8 |
ベースクロック | 3.6 GHz | 3.8 GHz |
ターボクロック | 3.9 GHz | 4.3 GHz |
TDP | 65 W | 65 W |
価格 | 99ドル | 120ドル |
ざっとこのようになっています。第三世代ですからアーキテクチャは7nmのZen2となっていて、4コア8スレッドになっています。同じエントリーシリーズとしてIntelにはCore i3がありますが、Core i3ではまだ現時点では4コア4スレッドが最高となっています。 そのためハイパースレッディングテクノロジーを採用している辺りがCore i3よりも優秀と言えますね。
そして動作周波数についてはRyzen 3-3300Xではターボクロック時に4.3 GHzまで達しています。Core i3もそれくらいは達しますが、スレッド数が違いますのでわけが違います。
Zen2アーキテクチャで4.3 GHzに達することができるのですから、ゲーム性能はかなり高いものと思われます。 そしてTDPについてはよりオーバークロックがしやすい「X」モデルでありながら65Wに抑えられていますので、発熱量もかなり抑えられているでしょう。
そして価格については3100で99ドル、3300Xでは20ドル程度上がって120ドルとなっています。日本円に換算するとおおよそ1万円ちょっとといったところでしょう。
Zen2アーキテクチャ採用で4コア8スレッド、そして動作周波数は4GHzを超えて1万円ちょっとで購入することができるのですから、相当コストパフォーマンスが高くなるでしょう。たぶんこのCPUを使えば最新の重たいゲームでも(グラフィックボード次第だが) 快適にプレイすることはできると思います。
B550マザーボードの魅力
同時に、第三世代Ryzenシリーズをサポートする新たなチップセット「B550」も発表されました。こちらについてはあまり詳細が共有されていませんが、6月16日に発売されることが発表されました。
そしてその特徴としては何といっても格安でありながら最新のPCI-Express 4.0をサポートするということです。
そのサポートレーン数はそこまで多いと思いますが、PCI-e 4.0のグラフィックボードやx4接続のM.2 SSDを活用することはできると思います。ですが「B」シリーズですので市場では1万円程度で発売される可能性が高いです。
これを先ほどのRyzen 3-3300Xと組み合わせれば格安のゲーミング環境を作ることができますね。 あとはAMD Radeon RX-5500等のグラフィックボードを組み合わせればコスパ最強ゲーミングPCを作ることができそうです。
ただし登場するの自体は6月の話ですので、もう少し待つ必要がありますね。