グラフィックボード業界も年々進化していきますね。NvidiaやAMDは1,2年に一回ほど大きなアップデートをし、新しいGPUアーキテクチャを生み出しています。例えば2020年Nvidiaは「Ampere」と呼ばれるアーキテクチャを発表し、「RTX 3000シリーズGPU」を生み出しました。 そして次なるアーキテクチャは「Ada Lovelace」と呼ばれるものになると予想されているわけですが、こちらは2022年に登場する予定です。
つまり世代交代に丸二年ほど期間を使ってしまうわけですが、その間にワンクッション、「RTX 3000 SUPER」シリーズが登場するとうわさされています。この記事ではそんな、「RTX 3000 SUPER」シリーズについて、現在のところのなされている噂情報を紹介していきたいと思います。
RTX 3000 SUPERシリーズについて
この記事でお伝えする情報は非常に希薄です。というのも、正直RTX 3000 SUPERは単にRTX 3000シリーズに毛が生えたようなシリーズとなっていてアーキテクチャから根本的に更新されるような進化ではないためです。あくまでもRTX 4000シリーズが登場するまでのワンクッションの役割となっています。
モバイル版とデスクトップ版両方に採用
RTX 3000 SUPERはモバイル版とデスクトップ版の両方が登場するだろうといわれています。RTX 3000シリーズはすでにRTX 3070 Tiや3080 Tiなどが登場して第一段階がすでにローンチされ終わっています。そして第二段階としてこのRTX 3000 SUPERシリーズが来るわけですね。このタイミングでRTX 3050シリーズなども登場するのではないかともいわれているようです。
プロセスは変わらず、VRAMが変更されるかも?
AmpereアーキテクチャはSamsungの8nmプロセスを採用していますが、こちらについては変更がないようです。ちなみにRTX 4000シリーズではTSMCの5nmプロセス半導体が採用されることが噂されています。
そして進化するポイントとしてはVRAMがあるといわれています。VRAMの容量が増えるなどの進化が見られるようです。
購入すべきなのか?
RTX 3000シリーズは相変わらずグラボ市場では高値になっていていまだに入手困難となっていますね。それがSUPERシリーズが登場することでノーマルシリーズが安くなったりする可能性も考えられます。また、SUPERシリーズの方がコストパフォーマンスが高くなる可能性もあるので、今まだRTX 3000シリーズ相当のグラフィックボードを持っていない方は待ってみるのもありかもしれません。 もしくはRTX 4000シリーズまで待ってみるのも一つの手でしょう。
ただしRTX 3000ですら大半の人には必要ないくらい高性能なので、グラフィックボードを購入したい理由(やりたいゲーム)などをじっくり考えて、中古製品やRTX 2000シリーズなどの型落ち品で用が済まないか要チェックですね。
参考記事:
NVIDIA GeForce RTX 30 SUPER ‘Ampere’ GPUs Headed To Desktop & Mobile Platforms, Production Build Starts This Quarter