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Surface ProとSurface Goの違いを徹底解説【2020年最新】

最終更新日:

Microsoftは「Surface」というシリーズのパソコンを製造しています。Surfaceシリーズの中にも様々なモデルが存在するわけですが、そんな中で見た目が似ている同じ2in1PC同士のモデルがあります。 それは「Surface Pro」「Surface Go」です。

この記事では、Surface ProとSurface Goの間にどんな違いがあるのか、解説していきます。

 

 

ズバリ! Surface ProとSurface Goの違いとは?

  • Surface Proシリーズはより高性能・高価格でノートパソコンに近い仕様
  • Surface Goシリーズは低性能・低価格でタブレットに近い仕様

見た目を比べてみる

この記事では参考として、現在の最新モデルである「Surface Pro 7」と「Surface Go」を比べていきます。

まずは見た目を比べていきましょう。

 

Microsoft公式ホームページより

 

以上のようになっています。基本的な見た目はザ・2 in 1 PC(ノートパソコンにもタブレットにもなる)といった感じで、背面にあるスタンドのデザインやロゴ、カメラの位置、キーボードの取り付け方に違いはありません。

ただ、写真では同じような大きさに見えますが、Surface Goの方が小さめになっています。 また、Surface Proの方が全体的にカクカクしています。

 

 

仕様の違い

それでは続いて仕様の違いを説明していきます。

こちらの表をご覧ください。

 

比較項目 Surface Pro 7 (2019) Surface Go 2 (2020)
ディスプレイ 12.3インチ (3:2)
2,736 x 1,824 (267 ppi)
10.5インチ (3:2)
1,920 x 1080 (220 ppi)
プロセッサ Corei3-1005G1
Corei5-1035G4
Corei7-1065G7
Pentium Gold-4425Y
Core m3-8100Y
メインメモリ 4GB , 8GB , 16GB  4GB , 8GB
ストレージ 128GB , 256GB , 512GB , 1TB (1000GB) 64GB (eMMC)
128GB SSD
バッテリー駆動時間 10.5時間 10時間
外部端子 USB Type-C x 1
USB Type-A x 1
3.5 mmヘッドフォン端子
Surface Connect x 1
Surface タイプ カバーポート
Micro-SD リーダー
USB Type-C x 1
3.5 mmヘッドフォン端子
Surface Connect x 1
Suface タイプ カバーポート
Micro-SD リーダー
ワイヤレス通信 Wi-Fi 6
Bluetooth 5.0
Wi-Fi 6
Bluetooth 5.0
4G LTE
カメラ・オーディオ 5MP フロントカメラ
8MP リアカメラ
デュアルマイク
1.6Wステレオスピーカー
5MP フロントカメラ
8MP リアカメラ
デュアルマイク
2Wステレオスピーカー
サイズ(横x縦x厚) 292 x 201 x 8.5 mm 245 x 175 x 8.3 mm
重量 約780 g 約550 g
価格(8GB , 128GB SSD) 131,780円(Corei5) 85,580円(Wi-Fi,pentium)

 

以上のようになっています。それではそれぞれ解説していきます。

 

 

ディスプレイ

ディスプレイについては、まず両者でサイズが異なります。

Surface Pro 7はノートパソコンとしてはやや小さめ「12.3インチ」サイズであるのに対して、Surface Go 2は一般的なタブレットサイズ「10.5インチ」となっています。 ディスプレイの大きさで、Surface Proはノートパソコン寄りで、Surface Goはタブレット寄りのデバイスであることが伺えるでしょう。

ディスプレイサイズが異なるので解像度も異なっているわけですが、それでもSurface Proの方がドットの密度が高くなっています。「267 ppi」は1インチ(2.5 cm)の中に267ドットが詰まっていることを表していますので、Surface GoよりもProの方がドットの密度が高く、より繊細にディスプレイ表示を行うことができるということがわかります。

一般的に人間がドットを識別できなくなるのは250 ppi程度からなので、Surface Pro 7はもはや「デジタルさ」を感じさせないディスプレイ表示を行うことができます。

なお、どちらもPixelSenseディスプレイを採用しており、10点マルチタッチをサポートしています。そしてどちらもペンをサポートしています。

 

 

プロセッサ

プロセッサについては、Surface Go 2では「Intel Pentium Gold-4425Y」と「Core m3-8100Y」のオプションがあり、に固定されていますがSurface Proでは3種類のオプションが存在します。

 

比較項目 Surface Pro 7 (2019) Surface Go 2 (2020)
プロセッサ Corei3-1005G1 (2コア)
Corei5-1035G4 (4コア)
Corei7-1065G7 (4コア)
Pentium Gold-4425Y (2コア)
Core m3-8100Y (2コア)

 

Pentiumはあまり知られていないIntelのプロセッサシリーズですが、Coreiシリーズよりも低電力かつ低性能、低コストとなっているシリーズです。加えてSurface Go 2ではCore m3オプションも存在します。

一方Surface Pro 7に搭載されているプロセッサはすべてIntelの最新「第10世代プロセッサシリーズ Ice Lake」アーキテクチャに基づいています。

そのためSurface Goのものよりも電力効率等に優れていて、パフォーマンスもかなり優秀です。以下のグラフを参考にしてください。

 

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さすが、「Pro」という名前がつくだけあって、Surface Proは最低の「Corei3」モデルですらSurface Go 2の最小構成時の倍以上の性能を発揮します。

最高モデルに関してはSurface Go 2の最高構成時の3倍程度です。

また、Surface Proの「Corei5 , Corei7」プロセッサにはより強化された「Intel Iris Plus グラフィックス」というグラフィック処理ユニットが搭載されているため、ゲームなどの処理も得意とします。

あくまでも2 in 1 PCなので最新の重たいゲームを快適にプレイすることはできませんが、Surface Goに比べたらできることの幅が広がるでしょう。

Surface Proなら動画編集なんかも割と快適に行うことができます。

 

 

メインメモリ

プロセッサの処理等に必要になってくる「メインメモリ」については両モデルでオプションが存在します。

 

比較項目 Surface Pro 7 (2019) Surface Go 2 (2020)
メインメモリ 4GB , 8GB , 16GB  4GB , 8GB

 

最近のノートパソコンには8GBのメインメモリが標準で搭載されている場合が多いですが、Surface Pro 7には16GBのオプションもあります。

そしてSurface Goには4GB , 8GBのオプションがあります。Surface Goはノートパソコンよりもタブレットに近いイメージですので、普通の使い方だったら4GB、少し重たい処理行おうとしているなら8GBくらいのイメージで大丈夫だと思います。

 

 

ストレージ

 

比較項目 Surface Pro 7 (2019) Surface Go 2 (2020)
ストレージ 128GB , 256GB , 512GB , 1TB (1000GB) 64GB (eMMC)
128GB SSD

 

ストレージのオプションは以上の通りです。Surface Pro 7では最大1TB(1000GB)までのオプションがあります。そしてすべてSSDとなっているため、非常に機敏に動作します。

対してSurface Go 2は64GBのeMMCが標準搭載されていて、オプションで128GBのSSDにすることができます。eMMCもそこそこ機敏に動作してくれますが、やはりSSDの方が全体的に優秀と言えます。

ただ、主にタブレットのように使う人はそこまでのデータ転送速度・ストレージ容量が必要ないと思いますので、64GB eMMCでも十分でしょう。

 

 

 

バッテリー

基本的な消費電力はSurface Proの方が多いですが、本体が大きい分大容量のバッテリーを搭載していますのでSurface Proの方が若干バッテリーの持ち時間が長いようです。 といっても使い方次第で大きく変わってくるので、おおむね同じくらいと言えるでしょう。

ちなみにSurface Goについては、モバイルネットワークを使用しているときは持ち時間が短くなる傾向にあります。

充電は主に本体に搭載されている「Surface Connect」から行うことができます。このSurface Connectは充電以外にも、ドッキングステーション(USBハブ)を接続することができます。

また、どちらもUSB Type-C端子を搭載していますので、そちらからも充電を行うことができます。USB Type-C端子であればより高速な「USB PD」充電を行うことができますので便利です。

 

 

外部端子

 

比較項目 Surface Pro 7 (2019) Surface Go 2 (2020)
外部端子 USB Type-C x 1
USB Type-A x 1
3.5 mmヘッドフォン端子
Surface Connect x 1
Surface タイプ カバーポート
Micro-SD リーダー
USB Type-C x 1
3.5 mmヘッドフォン端子
Surface Connect x 1
Suface タイプ カバーポート
Micro-SD リーダー

 

外部端子は以上のようになっています。両モデルとも今はやりのUSB Type-C端子を搭載していますが、Surface Pro 7については最もよく使われている「USB Type-A」端子も搭載しています。USBハブを使えばUSB Type-CからもUSB Type-A端子を使うことはできますが、接続のしやすさという観点ではSurface Proの方が優秀と言えるでしょう。

そして両モデルともヘッドフォン端子を搭載し、Surface Connect端子も搭載しています。また、キーボードを接続するためのポート、それからMicro-SDカードリーダーも両モデル搭載しています。

つまり違いはUSB Type-Aがあるか無いか、だけです。

 

 

ワイヤレス通信

 

比較項目 Surface Pro 7 (2019) Surface Go 2 (2020)
ワイヤレス通信 Wi-Fi 6
Bluetooth 5.0
Wi-Fi 6
Bluetooth 5.0
4G LTE

 

Wi-Fiについては両者とも最新のWi-Fi 6をサポートしています。Bluetoothについても両者とも5.0です。

Surface GoではNano-SIMを利用したモバイルネットワーク接続を行うことができるので、Surface Proシリーズに比べてよりタブレットに近くなっています。なお、LTEオプション(Core m3)を選ぶ必要があります。

 

 

 

カメラ・オーディオ

 

比較項目 Surface Pro 7 (2019) Surface Go 2 (2020)
カメラ・オーディオ 5MP フロントカメラ
8MP リアカメラ
デュアルマイク
1.6Wステレオスピーカー
5MP フロントカメラ
8MP リアカメラ
デュアルマイク
2Wステレオスピーカー

 

両モデルとも5MP(500万画素)のフロントカメラと8MP(800万画素)のリアカメラを搭載しています。そしてフルHDの動画を撮影することもできます。

マイクについても同じです。

 

 

サイズ・重量

 

比較項目 Surface Pro 7 (2019) Surface Go 2 (2020)
サイズ(横x縦x厚) 292 x 201 x 8.5 mm 245 x 175 x 8.3 mm
重量 約780 g 約550 g

 

サイズはSurface Pro 7の方が圧倒的に大きくなっています

Surface Pro 7はA4(297 x 210)サイズといった感じで、Surface GoはB5(257 x 182)サイズといった感じでしょう。

いずれも書類と似たようなサイズですのでカバンにすっぽり納めることはできそうですが、B5サイズの「Surface Go」の方がより多くの場面での持ち運びが楽でしょう。

重量についてもSurface Pro 7の方が圧倒的に重たいです。780 gはノートパソコンとしてみるとかなり軽い方ですが、タブレットとしてみると少し重たい方です。(最新の10.2インチiPadは500 g)

ですがSurface Goはごく一般的なタブレットくらいの重量です。

 

 

 

価格の違い

比較項目 Surface Pro 7 (2019) Surface Go 2 (2020)
価格(8GB , 128GB SSD) 131,780円(Corei5) 85,580円(Wi-Fi)

 

プロセッサなどの条件をそろえることはできませんが、メインメモリストレージの条件を8GB , 128GBにそろえてみると以上のようになります。

Surface Pro 7の方が圧倒的に性能が高い分圧倒的に価格が高くなっています。

価格としてもやはり、Surface Proはノートパソコン寄りでSurface Goはタブレット寄りと言えるでしょう。

 

 

 

それぞれどんな人におすすめなのか?

比較は以上になります。この比較で、Surface Goが単なるSurface Proの下位互換というわけではないことは理解できたと思います。

そしてそれぞれどんな人におすすめなのかといいますと

 

  • Surface Pro
    ・あまり外に持ち運んで使わない人
    ・より重たい処理を行う人

 

  • Surface Go
    ・頻繁に外に持ち運んで使う人
    ・タブレット寄りの使い方を想定している人
    ・2 in 1 PC初心者

 

といった感じでしょう。

Surface Go 2についてはすでに2020年モデルが登場しましたが、Surface Proについては2019年が最新モデルとなっています。

そしてSurface Proも2020年に新しいモデルが登場する予定です。

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