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AMDから第二世代EPYC投入、あれEPYCってなんだっけ?

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みなさんこんにちは、今回はHOTなニュースをお届けしていきます。2019年8月7日のことになりますが、AMDが記者会見で開発コードネームが「Rome」であるプロセッサ「EPYC 7002シリーズ」を発表しました。

この記事では、そもそもEPYCシリーズプロセッサとは何なのか、加えて今回発表された第二世代EPYCについて説明していきたいと思います。

EPYCとはどのようなCPUなのか?

まず最初に、そもそもEPYCとはどのようなCPUなのかについてお話していきます。

Wikipediaから引用していくと

EPYC (エピック) はアドバンスド・マイクロ・デバイセズ (AMD) が開発し、サーバ・組み込みシステム向けに販売しているマイクロプロセッサ。同社の Zen マイクロアーキテクチャに基づいて設計されている。(Wikipedia)

とのことです。そもそもエピックって読むんだって感じですね。

上のイメージ画像からわかる通り、パッケージ本体はかなり大きくなっていて、Ryzen Threadripperとか、IntelでいうXeon-Wシリーズくらいのサイズはあります。

使用用途としては主に「サーバ、組込みシステム向け」となっています。

つまりはRyzenやIntelでいう「Coreiシリーズ」のようなエンドユーザー向けではなく、どちらかというとIntelのXeonと同じ位置づけということになります。というか、実際にXeonと対立しているCPUになります。

ただ、製造についてはAMDのRyzenに用いられている「Zenマイクロアーキテクチャ」に基づいています。つまりは、7月に運用を開始したRyzen3世代のアーキテクチャ「Zen2アーキテクチャ」が用いられる予定だったという事です。

そしてこの記事では、実際にZen2アーキテクチャを用いた第二世代EPYCが発表されたことをお伝えしていきます。

第一世代と比較

第二世代が発表されたわけですから、当然第一世代もあったわけです。ということでその二つを比較していきたいと思います。

最上位モデルで、ソケット構成が1Pのみとなっている二つのCPU、第一世代からは「EPYC 7551P」 第二世代からは「EPYC 7702P」を使って比較していきます。

比較項目第一世代EPYC 7551P第二世代EPYC 7702P
アーキテクチャZen 14nmZen2 7nm
コア/スレッド数32/6464/128
ベースクロック2.0GHz2.0GHz
ブーストクロック3.0GHz3.35GHz
L3キャッシュ64MB256MB
TDP180W200W
対応メモリDDR4 2666 2TB 8chanDDR4 3200 4TB 8chan
PCI-e リビジョン/レーン3.0 / 128レーン4.0 / 128レーン

このような感じになりました。

アーキテクチャに関しては、Zen+を飛ばして、Zen2にアップグレードされています。プロセスは2分の1にまで微細化されています。

コアスレッド数ですが、最上位グレードでは64コア128スレッドまで増やすことができています。コア数が二倍になった点においては第三世代Ryzenとよく似ています。

クロック数は多少上がりました。サーバー用途ではクロック数を上げることにそこまでの意味は成しませんが、コア数の上昇、プロセスの微細化に加えてクロック数まで引き上げられているのは技術の進歩だと言えます。

キャッシュサイズは大きく変わりました。64MBから256MBです。サーバーでは意外と重要な性能になってきますが、256MBあれば十分だと思われます。

プロセスの微細化が進んだものの、TDPは200Wとなっているため、それなりに発熱することが予想されます。ただそれでも、コア数からしたらだいぶ抑えられている方です。

対応メモリの容量は2倍に上がっていて、周波数も3200MHzまで対応します。Zen2の醍醐味「PCI-e gen4」への対応も、もちろん実現されています。

以上が二つのスペックの比較になります。ちなみに性能の目安としては以下のようになると考えられます ※予想です

ちなみに今後の展望として、次世代Zenアーキテクチャの「Zen3やZen4」についてもEPYCを展開していくとのこと。

ちなみにZen3アーキテクチャは7nm+プロセスです。この情報については後に紹介していきたいと思います。

以下、第三世代Threadripper情報です。

第三世代Threadripperはどうなる?


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