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MacBook Pro 16インチ 2020年モデルの情報【もはやゲーミングPC】

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2019年にAppleから15インチモデルの置き換えとして新たに「Macbook Pro 16インチモデル」が発売されました。そして2020年も順調に新しい16インチモデルが登場することがもう確認されています。まだAppleから正式に発表されたわけではないですが、一部の情報が出回っているのでこの記事では2020年のMacbook Pro 16インチモデルの特徴について解説していきます。

なお、噂程度の情報も含まれているのでご注意ください。正式に発表されたら記事を修正いたします。

 

 

この記事を1文で説明すると

  • 2020年のMacbook Pro 16インチモデルには最高でCorei9-10980HK,Radeon RX 5700Mが搭載されると考えられ、その仕様はゲーミングPCのようになるのではないかと予測されている。

Macbook Pro 16インチ(2019)の仕様をおさらい

2020年モデルを語る前に、どれくらい仕様が変わるのかを理解するためにまず最初に2019年のMacbook Pro 16インチモデルの仕様をおさらいします。

おさらいするといっても、16インチモデルが発売されたのはそこまで前のことではありませんね。ここでは、2019年における15インチモデルから16インチモデルへの進化についても説明したいので両方の仕様を載せます。

 

 

比較項目 16インチ 15インチ
カラー スペースグレイ/シルバー スペースグレイ/シルバー
ディスプレイ Retina 3,072 x 1,920 @60Hz , 226ppi , 16インチ Retina 2,880 x 1,800 @60Hz , 220ppi , 15.4インチ
CPU Corei7-9750H , 2.6GHz , 6コア12スレッド Corei7-9750H , 2.6GHz , 6コア12スレッド
メインメモリ 16GB DDR4 2,666MHz 16GB DDR4 2,400MHz
GPU AMD Radeon Pro 5300M , 4GB GDDR6 AMD Radeon Pro 555X , 4GB GDDR5
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD
USB Type-Cの個数 4つ 4つ
USB Type-Cの規格 Thunderbolt 3 , Display Port , USB 3.1 Gen2 Thunderbolt 3 , Display Port , USB 3.1 Gen2
Wi-Fi IEEE 802.11ac IEEE 802.11ac
Bluetooth 5.0 5.0
映像出力

・最大2台のディスプレイで6,016 x 3,384ピクセル解像度
60Hz、十億色以上対応

・最大4台のディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度
60Hz、十億色以上対応

・最大2台のディスプレイで5,120 x 2,880ピクセル解像度
60Hz、十億色以上対応

・最大4台のディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度
60Hz、十億色以上対応

バッテリーと電源

・最大11時間のワイヤレスインターネット閲覧

・最大11時間のApple TVアプリケーションのムービー再生

・最大30日のスタンバイ時間

・100Whリチウムポリマーバッテリー内蔵2

・96W USB-C電源アダプタ

・最大10時間のワイヤレスインターネット閲覧

・最大10時間のiTunesムービー再生

・最大30日のスタンバイ時間

・83.6Whリチウムポリマーバッテリー内蔵

・87W USB-C電源アダプタ

サイズ

高さ:1.62 cm

幅:35.79 cm

奥行き:24.59 cm

高さ:1.55 cm

幅:34.93 cm

奥行き:24.07 cm

重量 2.00kg 1.83kg
価格 24万8800円 25万8800円

 

新型16インチMacbook Pro、変わったのはサイズだけではない!【徹底解説】

この記事からとってきた表になりますので、詳しい説明については以上の記事をご覧ください。 とりあえず15インチから16インチへの主な進化内容としては

・グラフィック性能が向上

・消費電力の増加

といった感じでしょう。消費電力の増加に関しては進化でもなんでもありませんが、それだけたくさんの電力を供給できるようになったというとらえ方でいきましょう。15インチモデルに搭載されていたグラフィックボード「Radeon Pro 500シリーズ」は数年前のアーキテクチャを用いています。

そしてあまりパフォーマンスが高くなく、ゲーミング用途には向いていませんでした。

しかし16インチモデルでは最新のNaviアーキテクチャを用いた「RX 5000シリーズ」のグラフィックボードがつかわれています。RX 5000シリーズはゲーミング用途としても非常に有望なGPUですので、この16インチモデルから確実にMacbook Proは「ゲーミングPC」に近づいていました

そして、更にゲーミングPCに近づくであろう2020年のMacbook Proについてはこの後紹介します。

ちなみにCPUについては最上位モデルで「Corei9-9980HK」を選択することができました。Corei9-9980HKはモバイル向けの最上位CPUですので、ゲーミング性能についても非常に高くなっています

 

 

 

Macbook Pro 16インチ 2020年モデルの特徴

それでは2020年のMacbook Pro 16インチモデルの特徴を紹介します。

なお、冒頭で述べた通り、まだ正式に発表されたわけではなく、噂程度の話もありますのでご注意ください。

 

 

1.Intel 第10世代Coreモバイル向け「Comet lake-H」シリーズプロセッサ搭載

非常にややこしい見出しになってしまいましたが、2020年モデルではIntelの第10世代Coreシリーズプロセッサが搭載されます。

Cometlakeプロセッサが搭載されるわけですが、その中でも「H」シリーズのプロセッサが搭載されるとのことです。Hシリーズとは、ハイエンド・モバイル向けプロセッサという意味で、多コア、高クロック、高パフォーマンス、高消費電力といった特徴をもっています。

このComet lake-Hシリーズプロセッサですが、実際にIntelから発表され、2020年のMacbook Pro 16インチモデルに搭載されるのではないかと噂されています。

Intel第10世代Comet lake-H CPUの情報【Corei9-10980HK】

 

そして、2020年モデルでの最上位CPUは「Corei9-10980HK」になるでしょう。

このCPU8コア16スレッドブーストクロックが5.0GHzを超えており、デスクトップ向けCorei9シリーズに劣らないくらい高い性能を保有しています。

 

 

2.ミニLEDディスプレイ搭載

これは噂程度の話になるのですが、2020年の16インチモデルについては最新の「ミニLEDディスプレイ」が搭載される可能性が高いそうです。

2020年のMacbook ProはiPhoneよりも綺麗になるという話【ミニLED搭載】

以前に上の記事でこの旨を紹介しました。

現在はまだ液晶ディスプレイを採用しているわけですが、もしミニLEDディスプレイが搭載されることになったら有機ELディスプレイの良いとこどりなディスプレイになることが期待されますし、輝度についていえば有機ディスプレイよりも圧倒的に優秀になると期待されます。

つまり、iPhone 11 Proのディスプレイよりもきれいなディスプレイになる可能性も考えられるわけです。

ただし、ミニLEDディスプレイの生産にはまだ多量のコストがかかる上に世の中に浸透していない技術ですので、2019年にAppleがiPhone 11に5Gモジュールを取り付けなかったように、最先端テクノロジーとなる「ミニLEDディスプレイ」は搭載されないという考え方もあります。

それか、Apple Watchなどのウェアラブルデバイスから先に搭載されるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

3.最上位モデルはRadeon RX 5700Mグラフィックスを搭載?

続いてはグラフィック処理プロセッサについてです。16インチモデルでは最高構成で、Naviアーキテクチャを用いたRX 5500M GPUが搭載されましたが実は先日、AMDからはその上位モデル「RX 5600M / 5700M」が発表されました。

16インチモデルに5500Mが採用されたときは5500MがAMD Radeonグラフィックス界で最も高性能なGPUでしたので、5700Mが登場することを考えると、2020年モデルではまたもや最上位GPUの「5700M」が搭載されると考えられます。

そしてこのRX 5700M GPUについては、かつてのAMDモバイル向けGPUでは存在しなかったくらいの高い性能を保有しています。

RX 5700Mのコア数等はデスクトップ向けRX 5700シリーズと同じになっていますので、相当高い性能が期待されます。そして2019年の16インチモデルから消費電力が増えたわけですから、その分RX 5700MのようなハイエンドGPUに電力を供給する余裕ができているでしょう。

もしもRX 5700Mが搭載されるなら、最新のゲームでも結構快適にプレイできることが期待されるので、もはや2020年のMacbook Pro 16インチモデルは一種のゲーミングPCになり得るといった感じです。

 

 

4.Wi-Fi 6をサポート

Intelの第10世代Comet lakeシリーズプロセッサは「Wi-Fi 6」という最新のWi-Fi規格をサポートしているため、2020年のMacbook ProではWi-Fi 6をサポートすると考えられます。2019年に、iPhone 11にてすでにサポートし始めているので何もおかしいことではありませんね。

 

 

内部の処理装置については以上のように進化すると期待されていますが、外観のデザインについては15インチモデルから16インチモデルへの移り変わりでがらっと変わりましたので、当分変更されることはないかと思われます。

 

 

5.トラックパッドがセカンドスクリーンに?

これはにわかには信じがたい噂情報なのですが、2020年の後半頃に登場すると考えられている新しい16インチMacBook Proのトラックパッドがセカンドスクリーン、つまり二つ目のディスプレイになるかもしれないと言われています。

もちろん今まで通りトラックパッドとしても使うことができますが、それに加えて更に操作が便利になるのでしょうか。

 

6.内カメラが1080p解像度

2020年の半ばにAppleから発売された新しい27インチiMacでは、内カメラが従来の「720p」よりも進化し、1080p、すなわちフルHD動画の撮影を可能にしました。 内カメラだけはここ数年ずっと進化がみられませんでしたが、iMacで採用されたからにはおそらくMacBook Proでも採用されるでしょう。

 

 

関連記事:Macbook Air 2020年モデルの仕様を徹底解説【生まれ変わった性能】

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